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purity  作者: RK RAMONE
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第3話 〜粛清絶叫魔女狩り前線〜

悪魔を崇拝するなら神を軽蔑しろ。植物を育むなら腐った土壌を耕せ。新しい墓を建てるなら1つの悲劇を用意しろ。


私は自分が、男であると認識するなら女を屈服させなくてはならない。火は木を燃やし水は炎を静め雷は氷を溶かし悪は正義を打ち負かす。 7歳になる頃私のスローガンは完成されていた。生命の輝きはより光輝き悪の思想は大きく渦を巻きより純粋に純度を高めていた。


500年以上昔にヨーロッパでは魔女狩りが横行していた。誰もが人を疑いある筈のない嘘をでっち上げ真実のように語り誰かを吊るし上げる。 私の身近でもその様な事が起きようとしていた。今日はその出来事について話していこうと思う。


傾聴!裁判官は、ハンマー叩く!被告、陪審員 傍聴者、弁護人、そして魔女が壇上に立つ。裁判官は長い黒い髪をかきあげ淡々と語りかける。「本日どうして、このような悲劇が起きたのか私は 知りたい、そして私はとても悲しんでいます。」裁判官の目には涙が浮かんでいる。陪審員はエリート揃いの腑抜け共だ。


「私達は、この悲劇を間 近で見たのであります。悪魔の灯火が1人の少女を焼き尽くしたのです。」


傍聴者達は口を閉じ黙っている。被告人リコ・キャンドルは婦女暴行と 悪魔崇拝の罪状をつき渡す。裁判官はハンマーを叩く悲しみを込めて。しかし、弁護人が咄嗟に口を開けて間に入り込む、異議あり!


「彼は悪徳 に耽りサバトを行い淫らな行為を行った魔女を打ち倒したのだ!」


裁判所内がどよめく。しばらくして裁判官は私に経緯を説明するよう求めてきた。 私は語った。「この魔女は自分の家で夕方太陽が沈むころ動物達と交わっていたのであります。」

紳士らしく知的な言葉使いで更に続ける。

「更にそれに飽き足らず学校のウサギ達も連れ込み喉を切り裂きその血を浴びて太陽の光を遮断しようとしたのであります。」

私の口調は更に力を 増していく。

「それは、神を冒涜する行為であり太陽を消しさり暗黒の世界を築き上げたのであります。」

ハイル・ヒットラー!1人の男子が右手 を突き出す。

「私はそんな行為が許せる筈はありません。私は神から愛されているのですから、だからこの魔女を叩きのめしたのであります。」

1 人の女子は泣いている。

「私は魔女の脳天をかち割り、前歯を何本かへし折り左の乳首を噛みちぎった。」彼女は、もう使い魔に授乳する事ができ ない私は聖騎士が法王に誓いを求めるよう裁判官に詰め寄りへし折った前歯と噛みちぎった乳首を差し出した。法王はハンマーで私の頭を殴った。 弁護人が叫ぶ!「奴も魔女だ!燃やせ!燃やし尽くすんだ!さもないと今に悪魔達が私達を喰い殺すぞ!」彼は聖なる油を裁判官に浴びせた。 "聖ミカエルの祈りを唱え"火を放つ裁判官は炎に包まれる。物凄い悲鳴と物凄い悪臭がしてきた。女子は泣き叫び小水を漏らしす者もいた。 男子は呆然と立ち尽くしていたから、私が祈り詩を歌うよう指揮をし、その場は悲鳴と神への賛美歌を悪魔にぶつけこの惨事を乗り切るしかなかっ た。弁護人は勇敢であった。燃え盛る悪魔を憎しみの言葉を吐きつける悪魔を罵倒し鉛筆と定規で作った自家製の十字架で悪魔を寄せ付けなかった。 魔女であった少女はもう泣きもしなかった。涙は枯れてその光景に立ち尽くしている。正義が勝ったのである。私と弁護人は彼女を押さえつけ彼女 のスカートから下着を奪いさりそれを口に突っ込んだ。下着は少し黄ばんで尿臭がした。私達は彼女に言った。

「さぁ、汝の神は誰だ!悪魔は消え 去ったのか!」魔女はモゴモゴしながら上手く喋れない。私は大きめの定規で魔女の尻を叩いた。パーンと大きな音が聞こえる。魔女は悲鳴を上げ 私は更に問いただす「さぁ、答えるのだ!汝の神は誰だ!」魔女はなんとかか細い声で答える。

「私の神は、、あな、、た、様で、ありま、す、」 「声が小さい!」私は更に定規を振りかざす。また大きな音が裁判所に響き渡る。私は恍惚としてきていた。もう彼女の声や謝罪など、どうでも良 かった。リズムよくケツを叩く方が快感に覚えてきていた。彼女は尻は8つに裂け赤黒く腫れている。まるでキリストの様だった。炎は静まり裁判 官は瀕死だった。魔女は完全に意気消沈し床は小水でずぶ濡れだった。私と弁護人は裁判に勝ち悪魔を打ちはらい、この場所に平穏をもたらした。 傍聴者はもうその存在に意味を成さない。私は壇上に立ちハンマーを叩く!閉廷!そして、弁護人の作った自家製の十字架で、指揮を執る。


ハレルヤーと叫び!勝利者として神の加護を受ける。弁護人以外誰も私に目を合わせないでいる。裁判官は数日後この学校から去り魔女と呼ばれた 彼女はクリスチャンに改宗しウサギ達の血をすする事はもうなくなった。私がキリスト教を知ったのは数日後の事であった。"万事勝利者として終わ るのであればそれはよし"それが私の宗教だ。


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