速さですべてが決まる世界
ノリと勢いで書いた作品
今書いてるやつが終わったら真面目に書く……はず
ヴィテスワールド
全てが速さで決まる世界
結婚相手も、成績も、営業成績も何もかもが速さで決まる。
ある競売会場では
「2億!」「さ「1億!!」あ競売です。まっさきに値段申告する者は」
「2億の者はフライングですな。1億に決定。フライング者はラピッドコントロール社で教育を受けていただく」
その言葉と共に壇上の裏から現れる多くのロボットたち。
ロボットたちは皆人間より一回りでかい人間型。ラピッドコントロール社が開発したフライング撲滅ロボ、フライングをした者を捕らえ、2度とフライングが出来ないように”教育”される。戻ってくる者は少ない。常識だ☆
「嫌だ! 教育なんて嫌だ! 俺は死にたくない! ライドォ!」
フライングをした若者は小型デバイスからバイクを呼び出し、それに乗って会場の宙を駆け、猛スピードで逃げようとする。
この世界では皆何かしら乗り物か、それに類する何かを常に携帯している。
そして、今のバイクのように大きいものは個人で持ちにくい。そういう物を個人で持てるように発明されたのが4次元デバイス!
4次元デバイスは我が日本の圧倒的な機械技術の不思議が沢山詰まった不思議グッズである。
4次元デバイスは、結婚指輪の箱とかと同じくらいの大きさのもので、ポケットに入る程度の大きさだ。
大きくはないが、その中にはどんなものでも小さくして入れる事が出来る! 1トンある荷物とかだろうがその中には入る。無機物しか入らず、人間とかは持ち運べない。常識だ☆
それをこの世界ではたいていの人が持っている。
そこから自分のバイクを取り出して逃げようとする若者。だがしかし! フライング撲滅ロボのスピードには程遠いんだよねえ!!
「対象、逃走、チェイサーモードへと移行します」
フライング撲滅ロボ達がその形態を変えていく。
すべてのロボの下半身がバイクのような形状になる。
「対象を追跡します……ヒャッハーーーー!!! 狩りの時間だぁぁ!!!」
フライング撲滅ロボ達は変形後、性格が好戦的になる。常識だ☆
「なっちょっうぉああ!!!」
フライング撲滅ロボ達は光の速さを超えるスピードで若者を捕らえ。
「よええ!! よええ!! 無力だなぁぁ!! さぁ早速”教育”の時間だぁ!! 速さサイコォォォォォォォ!!」
「ちょっまっ離せっアーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
そうしてフライングを侵した者は光速で連れ去られた。
え? 光速で飛んで行くとか人間の体耐えられないだろって? ハハハ心配はいらないさ!
この世界では皆生まれてすぐの頃に我が日本のビューティフォーな技術によって体の強化手術を受けている。
それによってこの世界の人間は皆どんなスピードでも耐えられるような仕様になっている。常識だ☆
そう! このフライングは絶対許されず! 速さで決まるこの世界の名は!
ヴィテスワールド!!
すんません、世界観を自分で忘れないように書いただけの奴なんで最早物語として機能してないですw