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歌の話

鎮魂歌 〝レクイエム〟

作者: たまには甘味処

遠くから聞こえる歌声が

僕の心をかき乱す


美しい音色に入れ込んで

僕は歌に導かれる


頭にあの子を浮かべながら

僕はそこで考える


あの子はあそこで歌ってる

なんにもない閑散とした教会で

ぼろ屋のいつ壊れるかわからない

あの部屋で


あの子が歌ってる歌は分からない

英語と日本語とあとは分からない言葉

が毎日変わって響いているから


多分決まってないのかなと思う

それを引いても分かるんだ


あの子の思いが音色になって

響くから


あの子は何を考えてるんだろう…


僕はあの子を好きなんだ

こんなことを考えてると

ふとそんなことを思って恥ずかしくなる


でもあの子は僕を見ていない

僕じゃない誰かを見てるんだ

今は亡きあの人を


あの人を越えることは出来ないんだと

今更ながら思い知らされ

落胆を息に乗せて吐き出して

また上を向く


空をみながら

傾ける あの子の声にあの子の心に

今日も僕は傾ける




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