公共交通機関でスマホを使うのはやめましょう
俺は大保 有輝。普通の高校1年生だ。10月31日の誕生日にガラケーからスマートフォンに変えてもらったスマホ初心者である。今日は11月9日で友達の横山 迫の誕生日だった。
今日はある検定の二次試験を受けに行くのに電車で移動する必要があった。電車で乗る距離は29kmもあるので、余裕をもったほうがいいと言われ、朝7時に起きる予定だった。しかし、俺は寝坊をしてしまい、起きて時計を見たら8時18分だった。しかしながら、まだこの時間なら間に合った。8時32分の電車に乗ればよかったことと、家から駅まで300mしかないことが幸運だった。さっさと着替え、ハイスピードで朝食を食べて、駅に向かって猛ダッシュした。なんとか電車に間に合い、電車の優先席の反対側の席に座った。
席に座って少し落ち着いた後、
(あ、そうだ。今日はまだスマホを見ていない。今のうち見ておこう。)
と思い、スマホをいじり始めた。次の駅で40歳ぐらいの男性が優先席に座った。一方、俺は横山迫の誕生日のことを思い出し、メールで「誕生日おめでとう」と送ったのだ。しかし、それがいけなかった。その後すぐに横山からメールが来てついまた返信してしまい、この調子で世間話に発展してしまった。スマホに変えてもらって10日しかたっていなかったこともあるせいか、止まらなくなってしまった。
あれから、何分がたったんだろうか。わずか数分間で50通のメールをやり取りをしていた。少し顔をあげてみるとさっき乗ってきた40歳ぐらいの男性が倒れこみそうだった。たまたま、次の駅の小茂田駅は数分間停まるので、その駅で駅員に申し出た。そしたら、駅員は救急車を呼びだそうと言い出した。そして、その駅員は僕の方を振り向いた。そして、俺の手にあるスマホに目線を向けた。そして、俺にこう言った。
「きみきみ、それを電車内使っていたのかね?」
「え…いいえ。」
と嘘を言ってしまった。そしたら、駅員は
「確認のために、君のスマホをみせてくれるかね?」
「あ、はい…」
と言って渡した。なぜ、わざと見るんだろうと思った。一方でその男性はかなり苦しそうだった。数秒後、救急車の音が聞こえてきて救急車が来たようだ。
「あ!これは。ちょっと、きみきみ!」
と駅員が怒ったように言った。そして、俺に向かってこう言ったのだ。
「なぜ、うそをついた!こんなに着信記録があるじゃないか!」
そのとき、救急隊員が来て、運ぼうとしたときに駅員が隊員にこう言ったのだ。
「これが、原因なのでは?」
その後隊員が、
「分からないが、連行人がいないので、その子を連れてってみよう。」
と言い出したのだ。そして、隊員が
「悪いが、君は一緒に連行してほいい。もし、用事があるなら連絡先を教えてもらえるかな。」
と言われたので、検定があると言い連絡先を教えた。
その後、駅員が、
「8時57分小茂田駅着の上り列車の5号車車載防犯カメラを調べるように伝えてれ。」
と言ったのだ。
試験終了したのが、11時53分で検定会場近くの駅大橋駅に戻ったのが12時12分だった。切符を買おうとしたときメールが入った。救急隊員の黒田さんからだった。
「そろそろ検定が終わる時間だろうと思うから、帰りは小茂田駅まで来てもらえる?できるだけ早く来るようにお願いします。」
と来たので、途中駅の小茂田駅までの切符を買って向かうことにした。
小茂田駅まで行くと、なんと警察がいたのだ。駅員に声をかけられ、こちらへと案内されたのが駅前に止まっていたパトカーだった。警察に
「君が大保くんかね?」
「あ…はい。」
「では、乗ってくれ。」
と言われたので、パトカーに乗った。俺はやな雰囲気がした。連行された先は病院だった。向かっているときに警察に「君はなにをしてしまったか分かる?」と聞かれた。俺はよく分からなかったので黙っていた。
病院に着くとある人の病室に連れて行かれた。そこには、35歳ぐらいの女性と8歳と4歳ぐらいの子供がいた。そして、寝ていたように見えたのが、あの40歳ぐらいの男性だった。警察が女性に何か話した後、一旦出て行った。そして病室には5人だけになった。そして、女性は気が変ったように言った。
「あなたのせいで夫は死んでしまったのよ!」
「え…どうして…」
「それは心臓ペースメーカーの誤作動です。君のスマホのせいで。」と警察が言った。
「君が心臓ペースメーカーを誤作動させて彼は死んでしまったですよ。どう責任をとるんだ?」とさらに問われた。
「もう逮捕状も出ている。13時13分、身柄を確保する。」と言って手錠をかけられた。
その後、俺は裁判に出ることになり、判決は有罪となり罪は罰金7500万円となった。これだけ罰金が高くなったのはこの男性がかなり収入が高い職業についてたので、生涯で入る分の収入も考えているそうだ。これで発生した借金は俺の子か孫の代まで続きそうな額だと思った。
それ以降、俺はこの事件以降、怖くて一切スマホをやらなくなってしまったので解約した。
この話を通じて作者自身が言いたいことを考えてみてください。