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夏生詩集3

スイカ

作者: 夏生

スイカさっくり切りまして

もう一回切りまして

またまた切りまして

小さなヨットを何曹か

皿の上にのせまして


塩をフリフリかけまして

口を大きくあけまして

スイカさっくり食みまして

もぐりもぐりと口のなか

青々しい味わい広がりました


倅も旦那も私も

夢中になって食みまして

黒い種ぺっぺっと吐きまして

赤い汁が口の周りにぺっとりつきまして


息子はスイカの皮をつまみまして

黒と緑と黒と緑と歌いまして

私はスイカの皮を生ゴミバケツに放りました

来年もまた食みましょう

ご機嫌よろしく食みましょう




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