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プロローグ
プロローグ
この世界はとてつもなくつまらないと思った。
そう思い始めたのは中学1年生の頃からだと思う。
小学校を卒業して、友達と離ればなれになって、中学校に入学。
そんな当たり前の人生に飽きてしまったのだ。
おまけに高校は普通科。普通に学校に行って、普通に授業を受けて、普通に部活をして、普通に帰路に着く。ほとんど毎日この繰り返し。
まるで当たり前の生活を繰り返すロボットみたいだ。
なにか……何でもいいから、普通じゃない生活をしてみたい。
この世界に神様がいるのならば、私に普通じゃない生活をください。
そう願った翌日のことだった。
私宛に一通の手紙が届いた。
差出人は不明。
私はこの先に何が起こるかも警戒せずにその手紙
を開けてしまったのだ。