act. 1
-girlside-
あぁ、生きるのがつまんない。
あぁ、息をするのが疲れる。
こんな私が何故、こんなところに居るの?
答えてくれる人もいない。
"孤独"ってなに………?
-boyside-
いたいっ!いたいよっ!
なんで僕がイジメなんて受けなきゃいけないんだろう?
神様は乗り越えられる試練しか、出さないんじゃなかったのか?
なら、これは、僕自身の試練??
-girlside-
(あ、イジメ)
あの子も、私と思っていること同じかな?
「いたいっ!いたいよっ!」
「……」
つい、自分と重ね合わせちゃうなぁ。
-やめてよ-
あの子。なんで、逃げたりしないんだ?
「お前、クソうぜぇんだよ!死ねや!」
「ーっ!殺される筋合いはないっ!」
"殺される筋合いはないっ!"
よく言うよ。
殺されたくないなら、逃げれば良いのにしないんだから
。
ま、頑張れば良いよ。
私には関係ないから。
-boyside-
リンチされてる僕を見てみぬフリをして、通り過ぎる人、慌てて電話をかける人、鼻で笑って通り過ぎる人。
いつから人は、2つに別れてしまったのだろうか。
僕は気絶をした。
虚ろな意識の中で友達の朝日山に助けられた。
朝日山は僕によくやった!と何度も言っていた。
僕は僕自身の試練を乗り越えられたのかな?