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15 勝手に見えただけでもギルティ
「今日もいい天気だなあ。あっ、風で女の子のスカートがちょっとめくれた」
「警察だ。あなたを逮捕する」
「え? 僕はなにもしてません!」
「今、スカートがめくれたのを見たよね? セクハラと痴漢で逮捕だ」
「そんなあ、スカートが勝手にめくれたんですよ?」
「でも、あなた見たよね?」
「はい」
「じゃあ逮捕ね」
「でも、巡査さん。僕が見たところを見たんですか?」
「見ていたとも」
「だったら、巡査さんも見たんですね? 同罪ですよ」
「いいや、私はスカートを見てない」
「だったら、なんで僕が見てたとわかるんですか」
「君は、スカートがめくれるのを見たんじゃないのか?」
「いいえ。見てません」
「さっき、『はい』と言ったじゃないか」
「勘違いしてました。見てません」
「うそだ。見てたじゃないか」
「どうしてわかるんですか?」
「私は見ていたからだよ。君が見るところをね」
「僕は見てないですよ。じゃあ、見てた巡査さんだけ有罪ってことですね」
「……いいや、私は見てない。君も見てないんだろう?」
「はい、僕は見てませんよ」
「……じゃあ、冤罪で逮捕ね」
(おわり)
ミルハラ。痴漢冤罪こわい。




