2度目の夜
「お、お姉さん、、」
「ん?なーにー?」
「あの、、、なんていうか、、、」
僕は困っていた。
なぜなら今お姉さんから手錠を追加され、両手を前に突き出した状態でソファの足を通して拘束されている。
「ゆうくんが寝てる間に逃げないようにね?」
「に、逃げませんよ!」
「うふふ冗談。でもゆうくんが今身動き取れないっていうの凄く可愛いの」
「うぅ~、、、」
恥ずかしいのに顔も隠せない。
全部お姉さんに筒抜けだ。
「今日の夜はズバリ!ゆうくん奴隷化計画part1だね!」
「は、はい」
「恥ずかしがっちゃって可愛い。でも今からもその顔出来るかな〜」
お姉さんはそう言いながらバックからスタンガンを取り出す。
「え、どうして持ってるんですか?」
「護身用に持ってただけなんだけどね。ゆうくんの躾にもちょうどいいかなって思って」
お姉さんすごく笑ってる。
怖いけど少しだけ期待してしまう自分がいる。
「じゃあまずは〜、いつまで私のことお姉さんって言うのかなー?」
お姉さんはいい終わる前に僕の足にスタンガンを触れさせた。
すぐに僕の体は痛みと共に痺れで体が動かなくなった。
「ごめんなさい。なんて呼んだらいいです、、、うぅっ!」
「それは自分で考えないとー」
間違ったら押し当てられるみたいだ。
どうしよう。
逃げられないこの状況と
お姉さんの機嫌次第でやられるという緊張感が堪らなく気持ちいい。
「ゆうくん早く答えないとね」
再び僕の体に電流が駆け抜ける
こ、これ以上は、、、
「み、みゆきさん、、、」
「うんうん。そうだね!そろそろ名前で呼んでくれなきゃ寂しかったんだよ?」
「うわぁぁぁ!」
みゆきさんの今までの我慢を全てぶつけられているようだ。
体はとうに自由に動かなくなって口を動かすので精一杯だ。
垂れていく唾液を止めることも出来ない
「じゃあ次はね。ゆうくんはどうして私の布団でお昼寝してたのかな?」
「その、、、みゆきさんの匂いが、、寂しくて」
「可愛い〜!そっかー寂しかったんだー」
今度は大丈夫だったみたいだけど少しガッカリした自分に驚いた。
「それで1人でしたの?」
「え、えっと。1人でするって、、、?」
うぐっ!みゆきさんの容赦ない一撃。
でもどういうことかほんとにわからないんだ。
「ゆうくんどこまで純粋なの、、、」
「え、、っと、」
「いいよ!わからないなら仕方ない!
今日私が言いたいことは全部言ったからあとはゆうくんで遊ぶね」
「いぃ!!!!」
きっと僕の答えなんて最初から関係なかったんだ。
今日はみゆきさんの気が済むまで、、、、
「はぁ、はぁ、はぁ、、」
「ゆうくん嬉しそうだね〜」
嬉しいに決まってる。
スタンガンを当てられるたびに僕はみゆきさんの愛を感じることが出来るんだから。
痛いのに。痛いのに。
僕は支配されているという事実に酔いしれていた。
こんなにも構ってくれる人いなかった。
僕の為にここまでしてくれるなんて、、、
「みゆきさん、、、」
「なにー?」
「好きです」
「ゆうくん!!?」
「堪らなく、、、好きぃ、、、」
僕の意識はみゆきさんに押し当てられたスタンガンの電流の感触と共に落ちていった。