お料理
お姉さんが買ってくれた服はほんとに動きやすくて、今までのボロボロの服とは大違いだった。
皆はこんなにいい服当たり前に着ていたのかな。
僕もいつかお姉さんに洋服のプレゼント出来るように頑張ろう。
「お待たせーじゃあ作ろっかー」
「はい!お願いします!」
「うーん今日はオムライスにしようかな。ゆうくんに卵包んでもらおうかな?」
「が、頑張ります」
お姉さん寝間着が可愛すぎる。
小さい猫耳が付いててもこもこでお姉さんにぴったり。
可愛いなぁ。
「いたっ!」
「ちょっとゆうくんどうしたの!?」
「すみません。ちょっとじゃがいもの芽を取ってたら手を切っちゃいました」
「えーちょっと見せて」
しまった。怪我しないようにしないといけないのにお姉さんの可愛さに気を取られて油断していた。
お姉さんからしっかり気を付けるように言われていたのに。
じっくり僕の指の切れた所を見てると思った次の瞬間。
ぱくっと指を食べられた。
「お、お姉さん!?」
「ゆうくん血が出てるからお姉さんがしっかり消毒してあげるね」
お姉さんの舌が僕の指を往復する度に僕は背中に流れる電流のようなものを感じていた。
お姉さんの口の中はとっても柔らかくて僕の指を包みこんでいく。
「よしっ!ゆうくんは今日はもうだめ!」
「はい。すみませんでした、、、」
最後に絆創膏を貼ってもらい、ソファで待っているように言われた。、
せっかくお姉さんと料理できる時間だったのに何をしているんだ僕は。
「ねーゆうくん」
「はい?」
「ゆうくんさっきの気持ちよかったんでしょ?」
台所からお姉さんがニヤニヤしながら質問してくる。
は、恥ずかしい。
でももう隠し事はしないって決めたから、、、
「はい。気持ちよかったです、、」
「正直で偉い!また今度してあげるね!」
「は、はい」
またしてくれる。
指がさっきの感覚を思い出して疼いてしまう。
もう僕はお姉さんに支配されるのが幸せになってきていた。
「よし出来たから取りに来て〜」
「はい!」
お皿にはキレイに卵で巻かれたオムライスが乗っていた。
すごい。
昨日食べてて思ったけどお姉さんほんとに料理上手だなー。
「「いただきます」」
スプーンで軽く卵を突くと少しの弾力を感じさせたあと中からトロリと流れてきた。
「す、すごい」
「そうでしょ!私の得意料理だからね」
「美味しいです」
「まあ、ゆうくんには美味しい以外言わせないけどね」
ニコッと笑っているお姉さんだけど内心は本当に違いない。
もちろんそんなこと言うわけないけど、少し冷や汗をかく
「ゆうくんはさ。何歳なの?」
「僕は11歳です」
「私の予想と同じくらい!私はちなみにいくつだと思う〜?」
「え、ええと、、、」
まずい。この質問はどうやって答えたら良いんだろう。
「ゆうくんの思ってる年齢でいいよー?」
「え、、と24とかですか?」
「えー惜しい!25でしたー!ゆうくんいい目してるねー」
ふー。なんとか一安心。
この手の質問難しいすぎるよー、
若干危なかった食事を終え、食器を片付ける。
お姉さんの料理は本当に美味しい。
僕も見習わないとな。
「ねーゆうくんこれみてー?」
「これ、、、なんですか、、?」
お姉さんのスマホに写っていたのは通販サイトの商品。
真ん中にボールが付いててベルトが付いている。
「あーゆうくんわからないかー。じゃあ買っちゃお。届いてからの楽しみだね」
「なんだか、、、不安です」
「もう可愛いなぁー。あ、ゆうくんは何か欲しいものない?」
「お姉さんがお仕事行ってる間にお料理の本とかで勉強したいです」
「えー!そんなのいくらでも買うよ!ゆうくんおもちゃとかいらないの?」
「僕はあんまり、、、」
「まあまた欲しいものが出来たら言ってね。買ってあげるから!それと、、、」
カバンからゴソゴソと何かを取り出す。
て、手錠?
「ゆうくんは今日の夜これで動けないようにするね」
「え、、、」
困惑している間に左手に掛けられ、もう片方をソファの足に掛ける。
「トイレの時だけ外してあげる。ゆうくんをこれで今日は虐めれる、、、」
お姉さんの表情は僕が今まで見てきた中で一番嬉しそうだった。
「もう。ゆうくんもすっかり奴隷だね」
「え、、、?」
お姉さんが鏡を取り出して見せてくれた。
あぁ、どうして僕はこんな状況でこんなにも笑っているんだろう。
まるでこれから起こることに期待しているみたいだ。
「じゃあ始めるね」
「はい」
恥ずかしくて目を閉じる。
お姉さんの細い指が僕のお腹をさすり下のに手を伸ばして、、、
「ゆうくんここまで。もうちょっと大きくなったらしようね」
「は、はい」
「でも、これは今でもできるかな?」
お姉さんの唇が僕の唇に触れる。
こんなキス初めて、、、
「お姉さん、、僕おかしくなっちゃったのかな」
「そんなことないよ。ゆうくん上向いて」
僕が上を向くとお姉さんは僕の首筋に歯をたてる。
「い、いたっ」
「いたい?」
「は、はい、、、でも、、」
それ以上は言わなくていいとばかりに手で制止される。
きっと人間の体の部位で一番弱いであろう首をお姉さんに捧げることが堪らなく快感だった。
駄目だ。、僕はきっとこの世で一番の幸せ者に違いない。