南の国より
遅くなり申し訳ございません。
書く時間が取れずに投稿出来ませんでした
これからも投稿していきますので読んで頂けると嬉しいです。
朝からバイクの音がやかましい。
この国にはかなりお世話になっているがこれだけはどうにも慣れない。
やっぱり俺も日本人なんだな。
ってカーテン開けたら昼じゃねえか。
仕方ねえ動くか。
ベットから体を起こして背伸びをしているとスマホに着信が入る。
これはこれは。珍しいこともあるんだな。
「どうしたーみゆきー?」
「どうも。ちょっとお願いがあるのだけれど」
「なんだまたやりたくなったのかー?」
「くっ!ふざけないで」
「じゃあなんだよーお前が俺に用なんてないだろー」
「その、、掃除ってお願いできる?」
「はぁ?お前何いってんだ?意味わかってんのか?」
「わかってる。わかってるから」
「ふーんじゃあ報酬は?」
「金なら払うから」
ふーん。みゆきがここまで言ってくるのは初めてだ。
それに大っ嫌いなやつにお願いするなんてよっぽどなんだろうな。
この手の依頼はたくさん受けてるから簡単だけど金じゃどうも面白くねぇよな。
「金はいらねぇよ。その代わり」
「なに?」
「今まで俺がやったこと全部許せ」
「、、、わかった」
「おいおい!まじかよ!笑えるぜこりゃ!」
まさかそこまでとはな。
自分で言うのはなんだが俺最低なことしてたのによ。もう俺の知ってるみゆきじゃないな。
「じゃああとは掃除するゴミだけ教えてくれ」
「すぐ送る」
「あとよーお前恋してんだろ?」
「はっ?、、だから何?」
「あはははは!可愛くなってよーあのみゆきがなー」
「はいはい」
すぐにみゆきから画像が送られてきた。
ふーん男か。
気持ち悪い顔してるなぁー。痴情のもつれっぽいな。
「じゃあ明日の朝。釣り人が発見するからニュースで確認出来たら連絡してくれ。それで終了だ」
「わかった。頼むわね」
「そりゃあ本業だからなぁー任せろ」
「はぁ最悪」
「だろうな。でもよ俺は嬉しいぞ。俺を許してまで守りたいものが出来たなんてよ」
「いいでしょ別に今更父親面しないで」
「おいおい許したんだろー?まあいいけどな」
「それじゃあ」
「おう、じゃあなー」
クソみたいな一日が始まるかと思っていたがコイツは面白い。
日本にたくさんいるこっちのお友達にお願いするかな。
いやー楽しみになってきた、
「呼ばれましたか?」
「あぁ、この男の情報調べろ。みゆきとの関係も全部な」
「はい」
こいつがみゆきにとって何だったのか。
それとみゆきが何を守ろうとしてるのか。
ちょっとだけ父親として忠告してやるかな。
一方みゆきは電話を終えて安堵しリビングに戻った。
「ゆうくん。怖い思いさせてごめんね」
「そんな!僕は大丈夫です」
「ごめんね。でももう大丈夫だから。知り合いがふざけただけみたい」
「ほんとですかーよかったです」
胸を撫で下ろすゆうくん可愛すぎるよぉー。
ごめんね心配かけて。
ゆうくんの事はどれだけ手を汚しても守るからね。
「ゆうくんよくバレなかったね」
「はい!頑張りました!」
褒められてニコニコしてるのも可愛すぎる。
私にとっての天使すぎるー。
「明日もお休みもらうからゆうくんにはご褒美あげないとね」
「いいんですか!?嬉しいです!」
そう。この笑顔。
私が人生捨ててでも守りたいもの。
こんなにも人は変わられるのね。
「ゆうくん」
「はい?、、、ってええ!?」
我慢出来ずに押し倒してしまった。
力加減できたかな?痛くなかったかな?
でも、この衝動を抑えることはできない。
「悪いこと、、しよっか?」
「はい、、、、」
もう迷うことない。
私の愛は誰かを穢すものじゃない。
アイツの声を聞いて色々思い出したけど。
もう囚われない。
私の愛は誰かを守るもの。
ゆうくん。。。わたしゆうくんのお陰で克服できたよ。
「ゆうくん愛してる」
「僕も愛し、、、」
最後まで聞く前に唇を重ねた。
ちょっとはゆうくんも慣れてきたかな。
でもこの先は知らないよね?
あぁ。蕩ける。
「みゆきさん、、?泣いてる、、?」
「え?」
気が付かなかった。でも大丈夫この涙は悲しみじゃないから。
「幸せすぎたみたい」
「ぼくもです」
ゆうくんこういう時は男なんだから。
私達は今まで散々に飢えていた心を潤すように、お互いを重ね合った。
きっとこの瞬間のゆうくんの顔は忘れない。
ありがとう。




