騒がしいお昼
「ありさ先輩!ほんとにいやですー!」
「いいから!参加しなさーい!」
「そ、それよりもですよ!」
「それ、、、とは、、。まあいいけどなに?」
「なんかみゆき先輩めっちゃ明るくないですか?!」
「うーん忘れてたけどたしかに」
同僚のありさでさえみゆきが楽しそうにしている所はあまり見ない。
かといって彼氏が出来ているのか、、、とも考え辛い。
「今はマッチングアプリで彼氏作れるからそっち系?」
「うーんみゆき先輩がマッチングアプリかー」
二人で考えてみたけれどみゆきがマッチングアプリしてる姿を想像できない。
「これはお昼呼び出しましょう!」
「そうね!変な男に捕まっても大変だし!」
なんとかありさから合コンの話を逸らすことが出来て安心したが、先輩のみゆきを売ったことに少し罪悪感が残った。
そしてお昼休み。
「みゆきーよかったら一緒にランチしよー」
「合コンなら行かないけど?」
「違うって!普通に誘ってるだけじゃん!」
「うん、、まあいいけど」
みゆきとしては1秒でも長くゆうくんを見ていたいので行きたくないがここで断って変に角が立つくらいならと思い応じた。
近くの飲食店で適当にランチメニューを頼んで早速ありさが切り出した。
「ねぇ、みゆきなんか明るいけどいい事でもあった?」
「なんにもないよー」
「えー、なんかめっちゃ明るいからさ。あ、もしかして男でも捕まえた?」
みゆきは一瞬ゆうくんのことがバレたかと心配したがバレるはずはない。
いつものありさの世間話に決まってる。
「そんなわけないでしょ」
後輩を睨みつける。さてはありさに入れ知恵したな。
朝も疑ってきたからね。
後輩はみゆきの鋭い眼光を知っていたのでなるべく目線を合わさないようにしていて正解だった。
「なんか間があったー!」
「ないってもー」
ありさはほんと恋愛になるとモンスターになるから怖い怖い。
ただゆうくんのことでちょっと顔がニヤついていたのも事実だろうからこれからは気を付けないと。
「ふーん。まあでもさー私ら20代後半に差し掛かって来たしみゆきはなんか考えたりしてるの?」
「私はなんにも。ただいい人がいればくらい」
「みゆきさん可愛いんですから簡単にいい男捕まえられそうなのに」
「そんなことないし、いい男見分けられる自信もないよ」
「わかるー!難しいよねー」
「ありささんが言うと説得力ありますね、、」
「こらー!!」
騒がしい二人は無視して、運ばれてきた料理に手を付ける。
あ、意外とニンニク強いかも。これじゃゆうくんに臭いって思われちゃいそう。
あーゆうくんに会いたくなってきたー
今頃何してるかなー




