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035 白龍蛇族アリアルトにライバルが出来ました(前編)

「よし、まずは発氣発動状態を見せてあげるわ」


丹田から圧縮した発氣を体に循環させる。通常濃度の発氣から更に濃い発氣に纏い直す。なにせこの竜族の姫はとってもヤバそうなんですから、念には念をってところ。

アスカ様に出会う前の弱小魔王の私だったら一撃でミンチにされている自信があります。逆に言えばアスカ様の修行でそれなりの強さを得た、と言う事ですね。

「・・・強さの濃度?・・違う・・生命力!それが濃くなった?」

やっぱり感じ取れてる。絶対発氣の素養があるよ、この娘。アスカ様もニヤリとしている。むむむ、もやもやとします。先輩として負けられないですね!


「さあ!自慢のパワーで打ち込んでよ」「・・・行く!」

踏み込みで地面を削り、土砂を後方に撒き散らしながらも、高速で迫るアリアルト。良かった、あれで勢いがだいぶ削れてる。

発氣と立体機動を覚えると常に足元に発氣の足場を作る為、何処ぞの猫型ロボットのようにほんの僅か浮いている状態で踏み込みのロスは無くなる。こいつがこれを覚えたら。

アリアルトは私に迫り「ふん!」右ストレートを放ってきた。両手でガードして受けるも、ものすごい衝撃で発氣の足場が崩壊。踏ん張りが効かずに大きく後方に弾き飛ばされる。


「すごい馬鹿力ね」「・・・死んでない、すごい!」

「これが発氣よ。生命力たる力を全身に循環させることで基本スペックが向上するのよ。そして・・応用が色々有るわ。もう一度攻撃してみて」

今度は、発氣を圧縮してより濃密に、更に効果を高めると・・・「ふん!」ゴギン!「痛!?」

逆にアリアルトが手首を痛めてしまったので、発氣の外氣でアリアルトの生命力を一時的に促進して治癒させる。軽症ならこれで治せる。


「この力・・・すごい!竜族・・無敵になる」

馬鹿なことをほざいたアリアルトを殴り飛ばす・・この力を初めて感じたレディース時代に、同じこと言ってアスカ様に怒られた黒歴史が脳裏に。

「上には上がいます・・現にお前の攻撃を受け止めて、殴り倒した相手がここに。慢心は毒、人魚共に教えてもらわなかったの?」

「うぅ・・痛い・・ごめんなさい」アスカ様、ニヤニヤしないで下さい。

確かあの時アスカ様には、心が折れるほどの恐怖を教えてもらったけ・・あれは二度とごめんだわ。でも、使うしかないのよね〜


「ならアリアルト。慢心を吹き飛ばす恐怖を見せてあげる・・これが発氣応用技の一つ、魔王発氣よ!」

体が変形して、女性らしく丸みを帯びた体から筋骨隆々の体に変化する。使えるものはすべて武力に、これが魔王発氣の特性なのです。

「・・・男だったの?」「女です!」

「ふふふ。あんな無駄な贅肉は邪魔だ。私が調整しておいた」やっぱりあんたか!

アスカ様は胸とか尻とかボンボン出てるのが嫌いなんですよ。

「美人なのに胸尻ぺったん・・惜しいな」とか、クソな男どもに散々言われたらしい。

体型は戦闘に特化しているのでどうでもいいけど、虫以下の下等生物である男に卑下されるのが我慢出来ないらしい。

実際には、ストーカー被害とかあって中学生当時からアスカ様は体型をコントロールしている。

お風呂では素の体型、真の女神が見られます。見たい?ふふふ、駄目です。私、殺されますから。マジで、本当に!

更には、スキル【魔王の衣】を展開


「魔王の力を!恐怖を!その身に刻み込め!」


あの黒い霧・・アリアルトは、自身3度目の恐怖に震えている。初めは幼少期の父、2回目は人魚族の王族、体感的に人魚族の王族が一番の脅威だけど、到底勝てない相手なら皆一緒だ。

恐怖におののきながらも、それでも鍛錬し続けた体は動く。アリアルトが振り向きざまに上段蹴りを仕掛けるが・・魔王アマンディーヌことエリカに軽く躱される。

左右の拳と足蹴りの連撃を怒涛のごとく放つのだけど、すべて躱される。しかも避けたついでに闇の霧【魔王の衣】が私の両手両足を削っていく。

うう、手足が痺れてきて感覚が・・しかし、魔王は悠長に両手にグローブを装備し始めている。

「さあ!魔王様の時間だな・・発氣『剛力』」

アリアルトは発氣の強化版、発氣と魔力を融合した『剛力』なる強大な力に、その黒光で輝く魔王に恐怖する。

なにこれ!?なにこれ!?ナニコレーー!!!

今でも歴然とした力の差を感じているのに・・まだ強くなるのー!!!!


「『剛力』はアルトリアも覚えられる。そして、お前が覚える『剛力』はこんなチンケなものじゃない。喜んで体感して明日の糧にしろ」

いつの間にか横に居たアスカ・・いやアスカ様と呼ぼう。その言葉をすんなりと受け入れられる。これを未来の私が使えるのか。


「まあ、それは先の話・・今、お前が使える力を呼び起こしてやろう」

アスカが、アリアルトの背中をバン!バン!と叩くと・・アリアルトの体に変化が起こったのだ。



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