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031 森の中で魔王シルヴァーナの同族を見つけました

アスカ様が「これから色々と忙しい」と・・ようやく帰りました。


「あれって・・絶対私達の邪魔をしてるよね?」

「ええ、間違いなく・・その証拠に・・森の気配がガラッと変わりました。殺気に満ちていますよ」

「これは・・私達は役に立てるのでしょうか?」「「・・・ごくり」」

あ〜、五賢人だっけ?この方達は何も聞かずに連れて来られたのだろう。なら、ここは先輩として私達の助言が必要ですね。

「まず、貴方方がここで見せるものは『ど根性!』だけよ。この程度の殺気におじけるようではアスカ様の修行に付いていけません」

「まあ、努力をしっかりと示せば、アスカ様は優しい方ですよ・・期待に背けば他の仲間のようになりますが」

「「「「「はい!女神の・・最高神の御慈悲を無下には致しません!」」」」」


・・・ん?女神?最高神?アスカ様が!?・・ぶは!?閻魔様とか獄卒とかのほうが似合うのに・・女神様だって〜!

腹を抱えてゲラゲラとひとしきり笑って・・少し冷静になると、五賢人とクリシュナから呆れたような目で見られている事に気づく。五賢人はまだしも・・・

「え!?クリシュナは可笑しくないの?」

「・・ああ、エリカ(魔王アマンディーヌの前世名)も気づかなかったのですね」

クリシュナの話しでは、朦朧とした意識の中で最高神教会に入信させられた際、アスカ様との繋がりが濃くなった感じがしたそうです。うーん、私には全く分からなかった。

「私達はこの目で見たのです!奇跡を!慈愛に満ちたお姿を!」五賢人の入れ込みようが鬱陶しい。

だって、私にとってアスカ様は「目指すべき」そして「超えるべき」目標なのだ。最高神だろうが悪魔だろうが関係ない。

そういうとみんな黙り、「確かにそうですね」クリシュナが何故かスッキリとした感じになった。

何故か五賢人から「羨ましい」とか「女神の配下はやはり違う」とか騒がしかったけど、なんの琴線に触れたのか?「私も神徒に!」黒髪の女性イヴァンナの入れ込みがすごかった。


各々の紹介も済み、早速森の中を進んで行き、開けた場所に出たところで・・・上空から臨戦態勢の3体のグリフォンが襲ってきた。

「やった!オスだ!殺さずに確保して!」

私の指示に皆不思議そうな顔をするが、その中でクリシュナが動きだし、その姿をかき消す。

黒猫姿のクリシュナのスキルは【立体機動:神速】。発氣の足場を使って立体的に動くのだけど、構築と移動が早すぎてクリシュナのスピードは私でも捉えきれない。

ただ、体型も小さく、爪撃もそれ程強くないので単独で強敵に相対することが難しい。だけど、私のスキル【魔王の衣】をクリシュナの爪に与えることで効果が段違いになる。まあ、今回は必要ないけどね。

「げぎゃ!?」「ぎゃ!」「ぴえ!?」

クリシュナに羽を攻撃されたことで、次々と地上に落下するグリフォン。それを五賢人のマラトが風魔法プレスで抑え込む。大きな羽を抑え込めば楽なものです。

携帯電話を取り出して通話を開始すると健吾(魔王ヘートヴィヒ)とぺーこちゃん(魔王シルヴァーナ)が出た。


「ぺーこちゃんの同族が居たよ!しかもオス、男よ!しかも3体、みーんな捕まえたよ!」

「あらあらまあまあ!ついに私も子持ちになれるのね!?すくに行くわ!」

前世、心だけ女性だったぺーこちゃんも、この世界ではメス。子供を持つことが悲願だった前世の願いがようやく叶う。

それ以上に「ねーちゃん!俺の貞操を守ってくれてありがとう!」前世の弟の健吾が大喜びだった。

ぺーこちゃんには「同族が居なければ健吾ちゃんでも・・」と狙われていたからね。

流石に弟がぺーこちゃんに無理やり襲われるのは看過できない。そうだ!ついでに弟の同族も探してあげよう。

そのぺーこちゃんは、ニライカナイ方面から僅か15分程で飛んできた。早くない?・・千キロ以上は離れていると思うのだけど?

「嬉しすぎて炎の魔法を習得したわ!」

その魔法を使って飛んできたらしい。今も翼がメラメラと燃えている。

炎でブーストするだけではなく、前方の大気をすべて燃やして摩擦のない状態に、そこから発生する気流も活用・・うんぬん・・よく分からないけど。すごいってことね。


「私は魔王シルヴァーナよ。平等に可愛がってあげるから、私のハーレムに入りなさい」

え〜っ、まずは部下じゃなくて?そんな勧誘方法でいいの?と思ったけど、開放された3体のグリフォン達にはぺーこちゃんは美麗に見えているようだ。嬉しそうに・・って、ここで盛ろうとしない!

「じゃ、私は子作り休暇を頂くわ〜」と言ってオス達を引き連れて帰っていった。


後に聞いたけど、前世の知識を生かした4Pご乱交をアスカ様に見つかり、大変な事になったらしい。アスカ様は貞操関係には厳しいのだ。

まずは3体のグリフォン達に序列をつけるため、アスカ様の修行を受けた。

そして、子作りは各個体と週に一度のみ、あくまでも「ぺーこちゃんのご寵愛を受ける」という形となったらしい。

ぺーこちゃんは抵抗したらしいが「魔王として威厳が必要」「格下扱いで浮気されても良いのか?」「もっと増えたらどうするんだ?」と説得されたらしい。

「確かにアスカちゃんは頭がいいわ。流石にこれ以上増えたら調整が難しいものね」

そこなんかい!・・・まだまだハーレムを増やす気満々のようです。


ちなみに、アスカ様に鍛えられたグリフォンは、『ブラックグリフォンナイト』に進化、強い順からオーレオ、ブラーレ、黒左衛門と名付けられました。

ぺーこちゃん自身はエンジェルグリフォンに進化したって・・・エンプレスグリフォンとかじゃないんだね。



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