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027 亜人連邦国ドミトリーでの行動予定を決める

「さあ、わんちゃん!すべてを話すアルね!」


たぬき姿の李劉鄭イ・リュウ・ジョンがスキル【幻影迷宮】でワンちゃん共の精神を追い込み、最終的に自身を苦難から救い出してくれた恩人と思い込ませる。

スキル【幻影迷宮】は、現実世界で使用する『幻影世界』と対象の意識内で使用する『幻想世界』、2種類を使い分けることが出来る優れたスキルだ。


「天心様、魔王の脅威から救い出して頂き、我ら一同御礼申し上げます。なんなりとご質問下さい」

「わんちゃんは単純、これで忠犬の出来上がりアルよ〜!」


「・・・かなりエグいスキルね」

「ですが天心さんのメンタルは弱々、レジストは容易いかと」

天心こと李劉鄭イ・リュウ・ジョンは元々、虚実混ぜた会話をする。それで上手く生き抜いてきたらしい。まあ、みんなに対してはしょうもない嘘しか使わないので、親衛隊内ではお笑い要員です。

昔、両親と色々あって、すっかりひねくれちゃったみたい。そして、その時のDVトラウマで正面切って戦うメンタルはない。

だが「正攻法で戦う必要はない、出し抜いて、無力化すれば良い・・アルよ!」上昇志向はそれなりにある。


イヌコロ共・・ウルフ獣人も居るみたいだけど、こいつらの話は以下の通りだ。

1年前、脳筋で粗暴のため他の獣人達から迫害されてニライカナイとの国境付近に追いやられていた猫族(ライオンやトラも含むらしい)が、今までとは比較にならない強さと悪意であっという間に獣人達を平定し「獣王国セバスチャン」が出来た。

そして「この大陸を我らの手中に!」を目標に掲げ、居場所をくれた恩を仇で返してエルフ王国とドワーフ国に宣戦を布告、現在戦争中(山脈の結界を越えられず、実際には相手にされていない)だそうだ。

現在はニライカナイとダニイル・ルカ共和国にちょっかいを出していて威力偵察中との事。だが、最近ゴーレムの襲撃が相次いでおり、魔王達にも宣戦布告をするかどうか検討中らしい。

人口百万未満らしいのに、全方に敵対するなんてよくやるよね。流石脳筋種族だ。


まあ、ここまでは問題ないんだけど・・この獣王の目標が「種族ハーレム全制覇」。男嫌いのアスカ様に知られたら・・絶対潰される。

しかし、魔王軍にはゴーレムなんて1体しか居ないんだけど・・アスカ様が何かやっているのだろうか?

魔王の衣を展開して、アスカ様から渡された1台の携帯電話を取り出す。携帯電話を持つ全員につながるのは難点だけど、それでも非常に便利だ。


「もしもし、健吾?ぺーこちゃん居る?あ、アスカ様も居ますね。聞きたいのは誰かゴーレムを作って他国で遊んで・・いえ・・その・・実は・・はい・・」

「・・ふう」「どのような話に?」

「どうやらゴーレムはグレニール王国製のようね。各国に派遣されていて南の魔王軍も被害を受けているそうよ。ター◯ネーターのようなタイプも居るみたい」

「ほう、それは面白そうですね」

「アスカ様が確保するってノリノリでしたから、お任せしてもいいでしょう」

「・・・良い予感はしませんが」「そう思うでしょ!」


その後、偵察から戻ってきたメンバーとわんちゃん達(言付けを伝言して帰宅)の話を統合すると・・・。

北に突き出した三角形型の大地、ただ、二千メートル級の山脈に高密度の結界が有るようで、山より向こう側の状況は不明。

山脈に住むドワーフ達も地下に住んでいるのか?こちらも不明だそうだ。

三角形の左側、西側には獣王国セバスチャンが栄えているらしいが、三角形中央部を右から袈裟斬りしたように大森林が広がっており、ここより東側に進出出来ていない。

わんちゃん達いわく「あそこには、世界樹の森に居ないような恐ろしい魔物達が・・」とのこと。

東側には狩猟民族達の生活区域や、ドワーフと仲良く暮らす種族も居るらしい。ただ、東の端では虫族と鳥族の戦争が行われている。なんでも鳥族の主食が虫族なんだそうで。


「平和だからすぐに和平出来ると思っていたけど・・中々難しそうね」

「面倒ですね。一気にエルフ王国に攻め込んで強制的に和平締結。残りの有象無象は拳で語り合いましょう」

「・・・へ?」冷静沈着な副隊長が物凄い脳筋な発言をしている!?

副隊長の説明では、まずは地主のエルフに話をつけて、領域内の獣人地区自由移動と獣人の紛争平定の許可を取り付ける。その成果を持って正式和平を結ぶ。というもの。

「うむ、悪くないですね。どちらにしても私達では最終的に力技なりますし」


「よし!なら、大森林を移動してドワーフのいる山脈に向かうわよ!」

「「「「おおーーっ!」」」」


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