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016 周辺4カ国の状況を知る

「東の魔王シルヴァーナ、担当国を説明して」「はいはい」


東の、ダニイル・ルカ共和国とは・・・

魔法至上主義の人族国と人族の農業国とで平和的に合併した共和国。世界樹区画と隣接するダニイル州は魔法・魔術の発展の為ならなんでもOK(人体実験は他国から調達のみ)な州だ。海側のルカ州は農業と海産・畜産の州だ。

共和国で生まれた子供は5歳になるまで魔力向上の訓練を受けて、6歳からの学院入学時に平均魔力値以上のものは魔法クラスへ、能力値の低いものは生活全般クラスに選別される。

ただ、15歳の卒業時まで魔法・農業・漁業・畜産・建築・生活と一定程度の知識は平等に教育がなされ、興味を持てば自由にクラスを変更できる。そして、学園卒業時に魔法大学進学か、どちらの州に暮らして就職するかの選択が出来る。

「魔法は至上、だけどいくら魔法や農業の才能があっても、やる気がなければすべて無駄!」

という基本理念から成り立っている。なので、魔力はないが魔法学者として暮らすものなども一定数存在するらしい。

ダニイル州は魔道具や魔法習得者をルカ州に、ルカ州は食料品や日常生活用品、メイド・執事などをダニイル州に、それぞれ輸出している。

なお共和国民内で差別は一切ない。ただ、ダニイル州では他国民はすべて魔法の研究材料である。

人口増加は特になし、現在7千万人程で安定している。


「南の魔王ヘートヴィヒ、担当国を説明して」

「聞いたら驚くぜ。漫画もあるらしいぞ」


南の、グレニール王国とは・・・

元々、狩猟民族が興した国だったが、国民を研究材料として誘拐しまくるダニイル・ルカ共和国の魔法に対抗するために【科学】の研究が始まった。

農業としては使えない土地であったが、その分鉱物が地面に露出するほど豊富であった。鉱石の使い方を知るものは皆無だったが、グレニールという肌が浅黒く顔の彫りが深い変わった一族が来訪した際に使用方法を伝授され、それが一気に広まっていった。

これが70年前、そしてグレニールの知識から科学の発展が加速的に進み、支持を得たグレニール一族が王家を立ち上げた。これがグレニール王国の始まりである。なんでもこの一族は空からやってきたとか?

今では日本国と同等、それ以上の科学力を有し、銃はもとより、戦車、ヘリ、戦闘機、弾道ミサイルとその圧倒的な軍事力で周辺国と敵対している。

現在、両隣のダニイル・ルカ共和国とニライカナイとは積極的敵対中だ。

科学の加速的発展で人口瀑増中。現在3億人は居るらしい。


「北の魔王アマンディーヌ、担当国を国を説明して」

「総長が好きな国です」


北の、亜人連邦国ドミトリーとは・・・

多種多様な亜人達が身を寄せ合う連邦国。主にエルフ族・ドワーフ族・獣族・虫族。で構成されている。各種族代表の合議制だが各自自由に過ごしている。

元々エルフとドワーフの国であったが、西の人魚族に追われた獣族、東のダニイル・ルカ共和国から逃げてきた虫族(人体実験の成果らしい)を受け入れて現在の状況になっている。

全種族温厚でおだやかな国であるが、無断で領内に入るものには一切の容赦がない。人口100万人程で安定している。


「西の魔王モーヴ、担当国を国を説明して」

「あれは意味不明です」


西の、ニライカナイとは・・・

海中にあった人魚の国。ある時、陸地に「さとうきび」なる甘味があると知り、元獣王国を訪れてその味に一目惚れ。あまりの惚れ込みように「いちいち物々交換も面倒なんで奪っちゃう?」と軍事侵攻を開始。

水が苦手な種族の多い獣族はあっと言う間に駆逐され、今では各種甘味を作るための奴隷たちが残る。ただ、奴隷たちは迫害なく暮らしており、奴隷の子供は1名だけ残せば他の子供は亜人連邦国ドミトリーへの移住も許可されている。

岬の突端部に水球で囲まれた城が浮いており、陸地には網目のように水路が空中に浮いていて、人魚たちは自由自在に移動できる。

甘味には、媚薬と子宝効果があるようで、人魚の人口瀑増中。現在10億以上。


「まずいのはグレニール王国だ!あの科学力はまずい」と日本を知る魔王ヘートヴィヒは話すが、それよりも危険な国がある。神界の部下への報告が必要なレベルだ。

「お前たち、この世界に・・最高神の威光も及ばない場所があるのを知っているか?」

「「「???・・いえ」」」

「それが海だ。天界すべての海がつながっているらしいぞ」

日本に住んでいる時に、人魚達の王族(自称)姫姉さんという人魚に会ったことがある。

人魚の王族は基本不死。遥かなる時を生きている存在のようで・・・

「なんだ、ババアじゃん!」と言ったら「年上はすべて姉様よ!」と怒られた。

私も若気の至りで悪かったけど、それはもう激しい殴り合いになった。


「この海の汚染度。実力の10%も出せないわ」

と聞いて嘘ではないと驚愕したものだ。もしも3割なら負けていただろう。

とりあえず、数時間掛かったが殴り倒すことが出来た。その後、仲良くなって人魚事情を色々聞いた。

人魚の王は唯一無二の海の王城に住んでいる。そしてそれは天界を移動すると。

「見つけ次第、あのジジイは殺す」

とかも言ってたので、もしかしたらこの天界に居るかもな。出来れば共闘も面白い。


うーむ、人魚の国ニライカナイは危険なので後回しだが、人口的にはグレニール王国とニライカナイの2国は抹殺対象だろう。潰せば人族の人口が1億程度になる。

「よし、ダニイル・ルカ共和国、亜人連邦国ドミトリーとは同盟を結ぶぞ」

「ですが、亜人連邦国ドミトリーには『勇者』が居ます。魔族の言葉は一切聞きません」

「は!?勇者がもう誕生しているのか?」

勇者は、魔王が殺戮を行って人口が1億以下になってから生まれるはずなのだか・・どういうことだ?

「は、エルフ族の・・まだ12歳ですが発言力は大きいそうです」

「ならダニイル・ルカ共和国からどう?あそこは魔法至上主義で、魔法のためなら善悪関係ないわ。そこが狙い目かもね」


勇者は興味深いが若木の世界樹の召喚だ・・まだまだ雛程度だろう。まずはダニイル・ルカ共和国に潜入するか。

えっ!?率先して関わらないのだろう?いやいや偵察なんだから、あくまでも補助だよ。補助。



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