013 猛犬聖女がやって来たので、口撃で追い払う
魔王達のエリアに戻ると・・げ!もう居場所バレたのか!?そこには魔王達に何やら言葉を掛けている猛犬聖女達が居た。
聖女達は明らかに魔王モーヴを優遇していて、他の魔王3名は正座させられて何やら説教を受けているようだ。
まあ、来たものは仕方がない。どれ、奴らの成長を確認してみるか。
「ダニエラ、エヴェリーナ・・あいつら人族を殺せ!」
「「は!」」二人は猛犬聖女達に襲いかかる。
・・・まあ、あいつらを殺せる存在はこの世界にはいないんだけどな。
何故なら、あいつらは私の眷属になった際に一足飛びで精神生命体になった。しかも、ドサクサに私の魂に自身の魂を寄生させているのだ。
つまり、最高神たる私を殺さない限りアイツラは死なないのだ。それってもう反則だろ?
金竜ダニエラは気配を消し、聖女ベネデッタの後方に、無音で降下してから、その頭をやすやすと握りつぶした。
大神エヴェリーナは、正面から聖女アリアンナをその聖雷で簡単に消し炭にした。
うん、こいつら不死に奢って全く成長してないな。
「「任務完了しました!」」
誇らしげに報告する二人だが・・「「○○○様・・いえ、今はアスカ様ですね」」
その声を聞き、ぎょっとする。何故生きているのか!?と
「あー、騙し討みたいでゴメンな。こいつら私の眷属で不死身なんだ・・まあ、粘着度が高過ぎるので、いらないんだけど」
「なら、私が焼き殺す〜!」大狼ヘリアがその炎で二人を焼き尽くす・・ことは出来ず。
「あらあら、種火程度の力で私達を焼き殺す?すごい妄想です。頑張って日焼け程度でしょうか?」
「くすくす、これでは使い道ありませんね。無能なワンちゃんは犬小屋で大人しくしてましょうね〜」
そうなのだ、こいつらは弱者へのマウント、特に言葉の毒が激しいのだ・・ああ、私の可愛いヘリアちゃんが尻尾を丸めて塞ぎ込んでしまった。
「こら!へリアちゃんになんてことを言うんだ!」
二人の聖女にげんこつを食らわせる。
「アスカ様が」「私達を襲わせた」「報復ですよ」「まずは私達に」「謝るべき」
「「では!?」」
・・・ほんとにムカつくな、こいつら。でも正論ではあるので文句を言えない。粘着質がなければ、まあまあ有能なんだよ、こいつら。
「そもそも私達に」「「だまって、移住したのが!!」」「原因だと思いますよ」
・・・ほう、飼い主の私に噛みついてくるのか?いい度胸じゃないか!なら同じ土俵で勝負してやろう。
「神界の扉はいつでも開いている。まあ最低でも聖太神の高みに至らないと入るの無理だけど。その点、お前らと同年代の四天王は優秀だよな〜」
「「・・・く!」」
「あれ?そういえば聖女の役割は『常に私の側で』とか言ってたよな?なんで来ないんだ?四天王とは毎日一緒なのに?」
「「・・・」」
「私・・君達をあと何億年待てばいいんでしょうかね〜?あ!無能だから無理なのか?隙だらけでダニエラ達にも簡単にやられるし。なら、ずっと教会の奥で大人しくしてましょうね。駄犬達」
「「・・・ぐす、うわ〜ん!アスカ様のいじわる〜!!!」」
聖女達は森の奥に逃げていった。勝ったな!・・まあ、1時間もすればケロッとして現れるんだけど。
「ヘリア、知能・知識は大事だ。ああいう口だけの輩に武力ではなく言葉でやり込めるようになれよ」
「はい!」
「最低でも聖太神って・・・以前の最高神クラスですよね?」
「さすがアスカ様、容赦ないですね」
まあ、聖女達はまだまだだけど、教皇ジネーヴラは分からんのよね。神界に教会を作られる前になんとかしないとな。




