012 強い魔物を魔王軍に勧誘しよう⑦
発氣、霊神氣【神魔】を披露したら、【世界樹の守護者】が言葉の通り飛んできた。
「あ、あなたが・・アスカ様ですか。いつも母がお世話になっております」
その姿は金竜、羽が生え、二足歩行の首の長くない竜だった。
「お前・・ウェンディの子供か?」
「はい、ちなみにアスカ様にはポチと名付けられてます・・お忘れですか?」
恨みのこもった視線を向けられて思い出した。あー、そうえいば名付けをお願いされて、面倒だったから、ポチ、タマ、コロ、ジョン、ペスとか付けたっけ。
「もちろんだよ!覚えてる。長男のポチだろ?」「長女です!うちは全員女の子ですよ」
あれ?確かに女性だ。ウェンディから男と聞いていたけど?だから面倒で・・・事実を知り真摯にお詫びして「ダニエラ」と名前を付け直してあげた。男だったポチでもクソでもどうでもいいけどな。女の子はダメだ。
「いえ、母から『わざと適当な名前を付けてもらった、最高神に出会った際に自身で改名をお願いしろ・・一生出会えんかもしれんが』だそうで」
あんのやろー、女の子になんて仕打ちを。次に出会ったらぶん殴ってやる!
まあ、こういう流れで、私と子供たちとで仲良くなれる。という配慮だろうけど・・〆るのは確定だ。
ちなみに、ウェンディとは、全世界で暴れまわっていた金竜だ。私が〆て配下にして、今では3大聖獣、最高神のペットなどと呼ばれている・・平和になった今、どこをほっつき歩いているのやら。
「丁度、この世界樹に挨拶をしていますよ。アスカ様が居ることを知って私が迎えに来たのです」
「よし、連れてけ!」
「・・・アスカ様、相変わらずですね」
「お前の真意は分かるけど、女の子にあの名前はダメだろ?まあ、ダニエラのことは任せとけ」
世界樹の幹に張り付けられている金竜ウェンディ。
「ははは、ばばあざまー!何よポチって!」娘にも罵られている。
調子に乗って騒いでいるダニエラに「よし、早速お前の修行もしてやろう」
「アスカ様おん自ら・・はい!お願いします」
そのやりとりを聞き、ウェンディが「無知な娘よ」と罵り、エヴェリーナが「あなたも心に聖痕を!」病んだ回答をしていた。
その後・・・「ままー!おっぱい!」一時的に幼児退行したダニエラをウェンディが嫌々お世話をしていた。
「・・・は!?母乳・・なんてはずい夢を」「現実だ」「ぎゃーーー!!!!」
自身の痴態に驚き叫ぶダニエラの首根っこを「またさぼってるな?」ムンズと掴むアスカ。
「・・・お前、そのガタイでおっぱいって。まだ親離れ出来てないのか・・よし、いい機会だ。しっかりと性根を叩き直して独り立ちさせてやろう」
「ぎゃー!!まま!助けてーーー!!!」「グッドラック!」
翌日には・・「イエスサー!アスカ様!」従順な配下の育成が完了した。
金竜ウェンディには「この天界が落ち着くまで世界樹の守護を頼む」とお願いして、魔王達の居場所に戻ることにした。
「そういえば、インニェイェルドが行方不明なのですが・・殺りましたか?」
イン?金竜ダニエラの質問を受けたが・・・誰?
その回答はヘリヤからもたらされた「確か、無礼なゴーレムがいたって」
「あいつか!」
あの緑のゴーレムの名前がイ?・・舌噛みそうだ。
早速、異空間のドアを開けると・・「き、貴様ー!騙したなー!」
「男なら正々堂々と戦え!」怒れるゴーレムが迫ってきたが「バタン」そのままドアを締めた。
「まあ、あいつは拠点で調整しよう。どうやら私が男に見えるらしい。最低でも目と脳の改造が必要だ!」
というと、何故かダニエラとエヴェリーナが身震いをしてから姿勢を正した。
今回の遠征では、配下2名と抱き枕1名、改造手術待ちのガラクタ1個を確保出来た。ガラクタが使えれば補充の目標達成だな。




