求ドラゴン便
*切れ目の関係短めです。本日もう一話更新*
温室を持っている貴族もいるけれど、ガラスが非常に貴重で高価なもので、ごくごく一部。
真冬に咲く薔薇の花。1輪でも銀貨1枚はしそうだ。いや、もしかしたら金貨レベルで……。
「って、誰が買うのよ!」
ここで育てたとしても、貧しい公爵領の誰が買うというのか!売りに行くにも、何処に?王都は遠い。近隣の都市?うーん。
花は厳しいよね。くっ。輸送問題っ!
ないのかな、ドラゴン便みたいなやつ!
知ってるよ!リリアリス記憶にないんだもん。ないんだよ!
前世記憶でファンタジーだと、ドラゴン便以外にも使い魔の鳥さんに運んでもらうとかいろいろあるんだけど、この世界は魔法はあるけどテイム系ってないんだよね。つがいがどうのこうのもないよ。
ってことは、春になって雪が解けて道が使えるようになってからガタゴトと馬車に乗せて売りに行く物……か……。
付加価値が付いて高くてもいいもの。何があるのかなぁ……。
ああ、領地を豊かにすることもできるかもと思ったけど……やっぱりそう簡単な話じゃないんだ……。
さぁ、明日も朝から依頼をこなしまくって……昼ご飯……うーん、そうだギルド長にもあやまって……。
申し訳ないです。切り方失敗しました。
次の話は視点が変わりますので、続けるわけにもいかず……。