表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生358  作者: 湯樹 無葉
1/9

プロローグ

宜しくお願いしました。

「ごめんなさい!ごめんなさい!」

「もう二度としません。」

「許してください。」


 なんて人生だ。もう、何度謝った事だろう。辛すぎる。


 確かにお願いしました。

「結婚してください。お願いします。」

 って、何度も頼みこんで結婚して頂きました。

 顔も大したことない。スタイルも典型的な日本人で胴長短足、頭も下から数えた方が早いですよ。しかし、しかしですね。これは…。


 一姫二太郎の子供達にも恵まれて、外から見れば幸せそのものの6人家族。

 その実態は…。


序列1位 妻

序列2位 長女

序列3位 長男

序列4位 ハムスター

序列5位 きんぎょ

序列6位 俺


 「きんぎょより下かよ!」


正直に言おう。俺の小遣いは1万円だ。

稼ぎの悪い俺が悪いのかもしれない?

だが、この中から母の日、妻の誕生日、結婚記念日、ホワイトデーなどイベントでの出費をしていけば、自分で使える金は無い。

と言う事はだ。この家庭に置ける俺の力は0と言うわけだ。

まあ、マイナスかもしれないが…。


「ただいま。」


当然、子供達から返事はない。

きんぎょすら無視をする。エサをあげているのが妻だから。


序列は重要だ。人間は所詮、動物なのだ。力の強いものに従うのだ。


俺は、馬鹿だ。体験しないと気付かない。しかも不幸を直ぐ忘れるのだ。あの犬の様に。


「あっご主人様だ。わーい。」

何だ何だ。いつもは乗せて貰えない車に乗る。

「やった〜。お出かけお出かけ。ひゃっほ〜。」

俺の尻尾は高速でプルプルする。

そして、ちょっとお洒落な白い家に到着。

まだ、俺の尻尾は高速でプルプルしている。

お洒落な白い家へ入って行く。

受付の可愛いお姉さんが親切に対応してくれる。

「ひゃっほ〜。」

そして、小部屋に入って行き、ご主人様に固いテーブルの上に乗せられる。

その瞬間気付くのだ。尻尾の高速回転がとまる。時すでに遅し。押さえつけられて細い針を打ちこまれるのだ。

「きゃい〜ん。」

俺は、毎回同じ事を繰り返している。


例えるならこんな感じか?



世の男性諸君に言おう。【お金は手離すな!】

今の時代、金は力だ。【お金は死んでも離すんじゃない!】


世の女性達へ。

男をコントロールする方法。


1.家計を預かる。


2.結婚して直ぐに病気になる。


3.相手を常に否定しろ。


4.たまに甘えてみる。


ヒャッヒャッヒャッ、これで男性ATMの出来上がりじゃ。

【家計を預かる】金を奪えば男の力は無くなったも同然。

【病気になる】家事全般旦那がやる事になる。そのまま一生家事をさせるのだ〜。

【相手を常に否定】心を折るのに大事。

【たまに甘える】たまに優しくしとけば円満。


男性ATMの完成!


「世の独身男性よ。待っておるぞ!」

「こっちへおいで〜。」

「こっちへおいで〜。」


神?

「お主は、どっちの味方なんじゃ」

「既に壊れておるな。」

「ん〜。どうしたものか?」




出来れば

高評価を

★★★★★

神に祈りを

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ