ルイスと街に戻る
「へーここがあるとが住んでる街なのね」
「まあそうだね。取り敢えず薬草採取の報酬をもらいに行かないと」
一応薬草は集めていたからお金はもらうことができる。
「ギルドに行くのね」
「知ってるんだ」
「ええ。私ちょっとの間人間として生きたこともあったし。ずっと前からそれは変わらないのね」
「へー。そういえばルイスって人の姿に変わっても角とか生えてないよね」
ドラゴンが人型になるとツノとか尻尾とかは残るイメージがあったからね。
「まあ、普通だったら残るみたいよ。私は特殊みたい」
「ドラゴンってみんな変身できるんだね。一部のドラゴンだけかと思ってたよ」
「まあそうね。それはできなきゃいけない事だし」
「へー」
ドラゴンの事情について聞いていると、いつの間にか僕たちはギルドに着いた。
「着いたよー」
「へー思ったより立派じゃない。昔より綺麗だし」
「そうなんだ」
まぁ昔に比べたら綺麗にも、立派にもなってるよね。
そして入るといきなりルイスが話しかけられていた。
「なあなあ、お嬢ちゃん。こんな奴とじゃなくて俺と一緒に居ようぜ」
「あんた誰?」
「俺はDランク冒険者のエドルだ。こいつなんか万年最低ランクなんだぜ。それよりマシだろ」
そんな事を言ってくる。エドルはいつも僕にちょっかいをかけてくるから好きじゃない。
「嫌よ! あんたよりアルトの方が何倍も強いわよ」
「は! そんなわけねえだろ」
「ぼくもそう思います」
僕がエドルより強いわけがないよ。それをルイスに伝えると
「大丈夫よ。今まではスキルがなかったからでしょ。あなた自分で気付いてないかもしれないけど、ありえないほど魔力量があるのよ」
「ええ! そんな事ないって」
「そんな事あるのよ。じゃないと私が賢者様とあなたを間違えないって」
「そ、それは……」
確かに言われてみればそうだ。ドラゴンがそんな事を間違えるわけがない。
そんな事を話していると、エドルが話しかけてきた。
「おい! じゃあ勝負しようぜ。俺とアルトで。俺が勝ったらその子を貰うぜ」
「私はいいわよ」
「えーー! そんなこと言われても」
「大丈夫だから自信持ちなさい!」
「わ、わかった……」
「おおー。エドルとアルトが勝負だ。賭けでもするか?」
「いや、やっても意味ねえだろ」
「確かにな。全員がエドルに賭けるだろうし」
「じゃあ私がアルトに賭けるわ。お金はあるから」
賭けをするという話にルイスが混ざっていた。
「おおー、面白くなってきたじゃねえか」
「じゃあ俺エドル」
「俺も」
なんか賭けも成立してしまってるんだけど。
でもルイスってお金持ってたんだ。意外だ。
こうしてエドルと勝負することになった。でも本当に勝てるのかな?