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ルイスと色々な話

 元に戻ったルイスと早速いろいろ話す事にした。


「じゃあ僕から聞いてもいい?」

「ええ私は後からでもいいわよ」

「じゃあ、なんでこのカプセルに入ってたの?」


 そう言って僕はルイスが出てきたカプセルを見せた。


「多分賢者様に閉じ込められたんじゃないかしら。ところで今何年?」

「えっと30××年だけど」

「え! 何それ……?」


 僕は何か変なことでも言っただろうか。

 そんな事を思っているとルイスが続けてきた。


「私がいた時から1000年近く経ってるじゃない!」

「1000年! えー!」

「賢者様の最後の顔を見た時から全然変わってないからそこまで経ってないと思ってたのに」

「じゃあ今何歳?」


 僕は恐る恐る聞いてみた。


「覚えてないわよ。でもそのカプセルとやらに入っていた時間は入れなかったら500歳くらいまでは数えてたわ」

「そうなんだ……。あははー。さすがドラゴン」

「で、他に聞きたいことは?」


 僕が放心状態になってるとルイスがそう話しかけてきた。


「えっと、その賢者様って誰?」

「賢者様はなんで説明しようかしら。……まあとにかく凄い人よ。私が一回の攻撃でやられちゃったし」

「えーー! ドラゴンを一発で倒したの?」


 なんかもう驚きすぎて疲れた。こんな驚くことはもうない気がするよ。


「それで私はちょっと色々……ね」

「何その言い方。気になる」

「まあ、ちょっとした拷問みたいなものよ。私が村を襲ってたことが原因だし」

「ご、拷問」


 僕はゴクリと唾を飲み込んだ。


「ああ、大丈夫よ。賢者様は女の人だったからエロいことはされてないし」

「そんなこと心配してないよ。……って女の人なの?」

「ええ珍しいわよね」

「確かに。強いって聞いたから男の人かと」


 やっぱり見た目で人を判断するのはいけないよね。


「他に聞きたいことはある?」

「えっとこのガチャの事何か知ってる?」

「いや知らない……。ちょっと待ってよ。何か言ってたような。そう! 危険なスキルや生き物を閉じ込めるカプセルを作ったって言ってたわ」

「じゃあ、これがその危険なカプセルって事?」

「そうなんじゃないのー」


 へー。……ってことは!


「じゃあ、スキル魔道士って危険なスキルなの?」


 普通のスキルだと思ってたスキルが強いのかもしれない。


「いや。最弱ね。それだったらもっといいスキルがあるわよ」

「ですよねー」

「でもこのガチャでスキルを取ったなら何かあるかもね」

「うん一応気を付けておくよ」


 うーんまあ今聞きたいのはこれくらいかな。


「じゃあ、ルイスは何が聞きたかったの?」

「えっとね。まあ聞きたいというより

頼みごとなんだけど」


 少し言いにくそうにルイスが言った。


「うん、いいよ。何?」

「私を、仲間にして!」


 そのルイスの声が森に響いた。


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