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私の妄想天国  作者: お菊
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男専用

 さて、このあたりでご紹介しておきたい、いや……ご紹介しなければならない人物がいる。

 職場で〝ナンバー1〟超絶イケメンこと、イケ()くんのことを。



 当初から私はその存在を認知していた。

 顔の偏差値がすこぶる高い、そりゃぁもうイケメンの男性社員がいる。

 背は高くて焼けた肌が似つかわしく、鍛えているのだろうしなやかなその筋肉は、女であっても抱きつきたいそんなボディだ。

 しかし(めす)がそのようや暴挙を講じることなどない。

 そう、私の世界で彼は〝男専用〟なのだから。



 そんなイケ男くんだが、常にイケイケ対応なのだ!

 私が彼より先の時間帯に出勤して、すでに仕事を始めていたときのことだ。

 私はいつもと違うデスクで仕事をしていた。

 そのデスクのとなりには、社員の中でも限られたものだけが使うことを許されている、ブラウンの重厚な革ケースが置かれている。

 特殊な仕事をするときにそのケースは使用されるようだ。

 私はいつものように作業に集中していた。

 そのとき…………。


「おはようございます!」


 彼は私の横に来て、ケースをもち、こちらに向かって爽やかなイケイケオーラを放ちながら、そのイケ笑顔で挨拶してきたのだ。


(はぁぁぁぁぁぁ!!!おまぁぁぁ!おぉぉまぁぁぁ!!!あいさつやと?!あ、い、さ、つ、や、とぉぉぉぉ?!)


「あ~おはようございます~」


(このどあほが!それしか言えへんのかい!しかもちらっとしか顔みてへんやろ??もっとガン見せなあかんやろ??!この機会のがしてどーすんねん!!!)


 私はいきなりの〝イケメンによる、イケメンのための、イケメンの挨拶を〟 適当な挨拶で返してしまったのだ。

 私のような腐った女豚(メスブタ)は、イケメンからのイケてる挨拶に対応などできるスキルは持ち合わせていない。

 今の私にできることは、彼を〝攻め〟にでも〝受け〟にでもできるように心の準備を整えて、専用の(つがい)を探すことだけだった。


つづく

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