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エッグノッグ  作者: 吉岡 美愛
1/6


      








声が聞こえる………






「………………ケロ……ケテクレ……」






アナタハダレ?
















―――――――――――――――――







「ってば! ミコトってば!」



はっ、と意識がもどる。



「ごめん。なんだっけ?」




「だからぁ、そのネックレス!すごく似合ってるね!って話」



「あぁ、これ?昨日雑貨屋で見かけて買ったんだよね」




サアヤがまじまじとネックレスを見てくる。




普段はアクセサリーなんて付けないし、興味もない。




でも、昨日このネックレスを一目見た時





気づいたら購入し、身につけていた。




シンプルな小さな紫色の石がついたネックレスだ。




外そうとしても、金具が引っかかってか分からないが外せなかった。





しかも、このネックレスを付けてから






頭の中で誰かが話しかけてくるような感覚がする。





これは、呪いのネックレスとかでないだろうかと少し不気味に思ってきた。




「サアヤ、このネックレス外してくれない?





「え、外すの?いいよー」





「ありがとう。」





「あ、あれ?おかしいな。このネックレス外すとこなんかないよ?どうやって付けたの?」





「え?昨日はあったはず……なんでだ?」




「特殊なネックレスなのかな?帰って切るしかないんじゃない?」




「うーん。そうしてみる。」





サアヤと別れてからずっと頭がぐるぐるしている。





なんで、外れないの?




なんなのこのネックレス?




いつの間にか家の前まで来ていた。




「ただまいまー。」





まだ、誰も帰っていないみたいだ。





このネックレスを切ろうと工具を探す。






「よし。」







ネックレスを切ろうとしたその瞬間






「…………ヤメロ…………」





また、この声だ。




昨日からかすかに聞こえる声。






「………………フ、ラ、ン……トイエ……」







「ふらん?」






私がそう言った瞬間





眩い光が私の部屋を包んだ。


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