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#1,ファンタジックワールド

 明けましておめでとうございます!はじめまして!と言う方の方が多いでしょうね。

 年明け早々に始めさせてもらいます!


 今からお読みいただける方々。拙い文章ではありますが楽しんでくれれば幸いです。出来れば感想も頂ければ泣いて喜びます。とはいえ、まだまだ始まったばかり!スローペースになるとは思いますが、よろしくお願いいたします!

 ロールプレイングゲーム。略してRPGだ。俺はゲームが好きだがその中でも一際好んでするジャンルがそれだ。そして、今ハマっているのがMMORPGと略される「大規模多人数同時参加型オンラインRPG」だった。

 ファンタジックワールド───それが今俺がハマっているゲームの名だ。RPG系はいろいろとしてきたがここまでハマるのも珍しいほど魅入られたのは始めてだった。まさかここまで課金するまでに至るとは思いもよらなかったのだ…。このゲームは自由度の高過ぎるゲームと有名で幾千通りもある豊富なキャラメイキングから始まり、その自身の分身たるマイキャラに着させる服装も豊富でアクセサリーも数えられないほど存在する。武器も言わずもがなでそして信じられないことだがそれら装備の全てが自身で開発可能なのだ。分かりにくいだろうか…。要はプレイヤーたちが開発すればするほど装備の新たな種類が増えていくと言うトンデモ仕様なのだ。それ以外にも職業の種類が多すぎるとかグラフィックがヤバいとかいろいろ逸話があるゲームだが、俺がハマったのはやはり装備の豊富さが理由であろう。

 俺はこの手のゲームでは女性でやる悪癖があった。リアルではモテたことがなく彼女いない歴=年齢と言う悲しい状況なのも関係しているのかもしれないような気がしないでもない。……まあそれはさて置き、俺は女性で始め獣人・狐族・符術師・打刀・着物…etc.と自身の性癖全開で…ここまで来ると清々しく思うほどにマイキャラを自分色に染めていった。改めて考えると恥ずかしいが…止められなかったのだ…。そう…仕方がなかったのだ…。こういう仕様にした運営が悪い!そうして出来上がったのが今のマイキャラで自分の自慢の娘だった。


 …こほん…まあ自慢のマイキャラの話はここまででいいだろう。一応、この世界の設定を説明しておこうと思う。

 舞台は地球とは異なる異世界。世界の名はゲームの名と同じでそのままファンタジックワールドとされている。

 大まかに説明すると"世界の大半を占めている二つの大国の戦争を止める"それが俺たち渡り人(プレイヤー)の役目だった。プレイヤーたちは渡り人と呼ばれこの世界のNPCとは別の世界から渡ってきた種族と捉えられている。なんでもこの世界ではたまに別世界から訪れる訪問者なるものがいるらしくそういう存在は得てして不思議な力を持つと言われていた。


 戦争の始まりは『新たな島(フロンティア)』と言われる孤島が見つかる事から始まる。誰が見つけたか今では定かではないがその新たな島を見つけたことを誰かが噂しそれが広まるのは光の速さだった。二つの大国。王国と帝国はもともと仲が悪く地球の歴史で例えると冷戦状態でいつまた戦争が勃発するか分からない状態であった。その大国が有象無象の噂に満たないそれに重い腰を上げたのは理由がある。この世界の燃料たる魔石が確認されたからだ。この二国は戦争をしておりお互いに疲弊していた。そこに降って沸いたような朗報に乗らない訳がなかった。王国と帝国はすぐさま遠征部隊を編成し、新たな島を探索しに向かった。しかし──そこでお互いの部隊が鉢合わない訳がない。帝国が手を出したと言う者もいれば王国だと言う者もいる。幾度となく出会う敵国の部隊にお互いに痺れを切らしていたのは事実だった。

 一つの銃弾。それが原因だったのは確かだ。王国の部隊が帝国の部隊に発砲する。帝国の部隊が王国の部隊に矢を射かける。新たな島の戦争の火種は瞬く間に世界に広がった。


 渡り人たる俺たちは始めに中立たる二つの国のちょうどど真ん中にある小さな町に降り立つ。そこで王国側か帝国側かを決め物語を進めて行くことになっていた。因みに俺は王国側だった。

 この世界は異世界物の例に漏れずいろいろな種族が蔓延る世界だ。有名所で言うならエルフやダークエルフ、獣人やドワーフ、竜人や魔族など異世界物が大好きな人たちには嬉しいばかりの豊富さであった。もちろん人間…ここでは人族と呼ばれているがそれもちゃんとある。まあ俺は獣人一択ではあったけどね…。この世界では人族が一番数を占めており次いで獣人やらエルフやらと続いていく。王国と帝国は大国ではあるがそれ以外にも国はちゃんとある。ストーリーにはそこまで関係してなかったが。


 ストーリーの話に戻ろう。戦争の終局は新たな島から来た"新たなる敵"に部隊が襲われたことだった。新たなる敵…『天魔』と名付けられたそれはこの世界にもともといた魔獣と違いレベルがとても高く部隊は壊滅状態に陥った。そこで出てくるのが俺たち渡り人だ。お互いの味方側の部隊を救い。そして、二国の仲を取り持ち。新たな島から来る"終局の神(デウスエクスマキナ)"を迎え撃つ。そうして俺たちは最終ボスを倒し、物語は終演を迎えた。


 まだまだ新たな島がなんなのか天魔はどういう存在なのか等いろいろ伏線が解明されておらず、人気もあった為、二部がまだあるだろうと続けているのが今の状況だ。

 

 俺はふうっと一つため息をつき、PCのディスプレイをパタンと閉めた。

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