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「お前はさっきの」「あなたこそさっきぶつかった...」のくだりパート1
『ドサッ』というよくマンガで聞く音が俺の身体中に響き渡って俺は意識を取り戻した。
ここ...どこだ...。
目の前には広大な草原が広がっていた。テレビでよく見るサバンナの光景ととてもよく似ていた。
「え~と、何があったっけ」
口に出して状況を整理してみる。
「まず、俺は振られた女子を追いかけて、そいつと一緒に死んじまった。」
「そして、自称『神』とかいう痛いヤツにあった。」
うん、ワケわかんないな。
「ねぇ、あんたさっき会った…」
俺がよく知っている声が隣から聴こえてくる。
そう、これは幻聴だ、幻聴なんだよと俺の体に言い聞かせながらお隣さんを見てみる。
すると、偶然と呼ぶにはあまりにも残酷な現実が目の前に立ちはだかった。