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平等主義者は何でもする  作者: 銀野辺
全ての始まり
2/7

思考

親友がいない。


ただそれだけで今まで過ごしてきた日常などなんの価値もないものだと思ってしまうほど今の俺には無縁でありそして同時に今もっとも欲しいべき存在の一つであった。

親友というものはどうすれば出来るのだろうか


プライベートで遊んでいればそのうちできるか?

答えは無理(NO)だ。

そもそもあまり仲良くない人と遊んだところで何も楽しくない。

遊んでいるうちに出来るとかそんな確証もないことで疲れたくない。

というかそもそも楽しくないやつと遊んで親友になれるとは到底思えない。

俺の高校で一緒に遊んで楽しそうだなとか思う奴は皆無だ。


では遊ぶのが無理となると部活動で汗水たらし勝利という共通目標に向かって友情やらなんやらを築いていき親友になるというのはどうだろう•••


これも答えは無理(NO)だ。

確かに俺は部活動をしている。しかもそういう青春には持ってこいの集団競技で仲間との連携が大事とかいうスポーツだ。

だが俺はその部活動にそこまで全力を注いだことがない。

こういうとまるでサボっているように聞こえるがそうじゃなくちゃんと練習には行くし練習メニューもサボっていないむしろ真面目な部員だと思う。

しかし俺には情熱やヤル気、意欲というものが無いらしく自由参加の練習や試合観戦などには全く興味がない。

その部は2年連続で地方大会で優勝し1度だけ全国大会に行った。

そのせいか最近の部活は雰囲気が熱くなっていた。

俺はそういうのが一番嫌いだった。


部活動も無理となると残るは趣味ぐらいなものだが生憎俺は部活動同様本気になったり情熱的になる趣味がない。


アニメにしても見るだけでグッズは買わず、


カードゲームも1万以上かけたことも無く、


ゲームにしてもプレイ時間が100を超えたことなどない。


こう考えるとなんというか自分は•••

「なんてつまらない人間なのだろうか」

つい口に出したくなるほどの言葉だった。というか出た。


考えた結果少しだけ分かったことがあった。

それは部活に関しても趣味に関しても意欲や本気•••

詰まる所「情熱」が何処にも無いということだ


そんなことに気づいたせいか余計に親友という存在は遠くなりもはや心では諦めていた。


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