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僕と・・・?
「なんだ、今の?テレビの音かな?でも、亜依の部屋にテレビなんかあったか??」
僕は恐る恐る亜依の部屋に向かった。すると、
「あーもう、なんであんなこと言っちゃったんだろ…たしかにさ、たしかにさ、会えた嬉しさで舞い上がってたけどあれは今考えたら…」
とまた、声が聞こえた。
なんか一人がよく喋るだな。
ほんと、何みてんだろ、亜依は…若干気になるな。
僕は新しい同居人の趣味が気になりつい亜依の部屋をこっそり見に行く。
さて、いったいどんなものを見ているのかな…?
そして、扉の向こうで見たのは
「はーなんでけーくんに一緒にお風呂なんて何度も言ってしまったんだろ~!!恥ずかしいよ~」
そんなことを真っ赤な顔で叫んでいた僕の同居人かつメイドさんだった。
「…亜依?」
「っ!??!?」
うっかり声を出してしまった僕に次見えたのは僕に一直線に飛んできた広辞苑だった…