健やかに

罪悪感を

感じられるということは

その奥に

愛のぬくもりが眠っていること

思い出すたびに

ありがとうが芽吹き

同じだけ

ごめんねが

静かに頬を伝う

その重なりは

争いをほどき

和解の扉を開く

そして今

感謝の光は

静かに輪を描きながら

めぐり

めぐり

すべてを抱きしめ

調和という

ひとつの大きな呼吸へと

還っていく

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『真実』

ほんとうに

心の芯を持つ人は

声を荒げなくてもいい

争わなくてもいい

ただそこに

揺るがぬ静けさがあるから

その眼差しは

やわらかく

その手は

あたたかく

すべてを急がせず

すべてを責めず

強さは鎧ではなく

やさしさとして

ひらいてゆく

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