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名栗柿さん、発狂!!!~私を見捨ててくるので悪役令嬢になって人生卍解して見返したいけど、もう無理みたい、暴れさせて?アバレンジャーin異世界あばら家~

作者: 室町弘紀

「ふざっっっっけんじゃねぇーぞ!ザッケンナコラー!ザッケローニ!!!!」


恐怖の今日は散々な一日だった。まず朝から土砂降りの雨が降ってきたと思ったら家畜の豚のぶーちゃんぶー垂れ野郎の糞をクソのようにぶっかけられ、朝シャワーを浴びたら水が止まり、まだ早くて水道屋さんが空いてないからシャワーのゴム管を切断してやった。朝の晩酌をシャワーの代わりに浴びるように飲んだら出勤し、クソみたいな満員魔導列車にのっておナベ山のハロワ・ギルドに赴いたのであるが、な、なんと今日の仕事は、まあなんの変哲もないクソッタレ港湾作業だったのである!そしてクソ寒いクソのように汚くてあり得ないほど臭い冷凍倉庫で汗びっしょびしょの美女になりながら何時間もそれはもう何時間も重いコンテナを運んで運んで運んだのであった。


「糞みたいな労働、空想ならどれほどーよかったことでしょうってーーな!」このザッケローニめ


兎に角くそ漏らしながらくっそ疲れた労働を終えてだね、このわたくし『名栗柿 桃太郎』はねぇ、今日も夜な夜なナヨナヨとおナベ山の飲み屋街で飲んだっくれているわけですが。もう汗もダックダックすふんとよ、ほんとよ?あぁ~おい姉やん、もっとくれや、はよもってこんかいこん野郎、飲ませろ、くわせろ、このリザード族。リザーブしろや俺のい・つ・も・の!!!!


はよ来いや


来・い・や


来いや!!!!!!!!!


来・い!!!!!!!


来い!!!!!


こ、おーーっと!

鈍い痛みとスリルが名栗柿を襲う!こーれーは致命的なダメージだ!


「ぶふぅぇぇぇぇぶっふぉぇぇぇぁぁぁっっ!?!?!?!?」


フライ・ハイ!!!!!!!!FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO





「ふぅっふうっふぅぅぅ......」


星になった名栗柿を見てほくそ笑みながら鼻糞ほじるは、名栗柿をぶっとばしたBAR「棒:ゆみ・屋」の店主。トカゲ系エイリアン人エ・リマ・キトカゲ族の糸死乃エリーさん53歳であった。


「にーどうと来んじゃーねーえーぞうこーのー底辺糞労働者単純作業員発達障害知的障害糖質弱者男性ゴミカス底辺職やーろおぅ!!!!!!!」


エリーさんの呻き声のような叫びが、名栗柿が飛んで行った公害汚染物質塗れの糞のような色をしたきったねえ夜空に、こだまするのであった。


果たして、底辺糞労働者単純作業員発達障害知的障害糖質弱者男性ゴミカス底辺職の中年、異世界行けば女になって人生イージーモードの悪役令嬢になって楽な暮らしができると踏んで34年のヒキニートを含む47歳職歴無しB型作業所通い通算2ヶ月の人生を電車飛び込みという一番世間に迷惑かける方法によって終止符を打ったものの、戦闘能力が無くて発達障害持ちの魔人ブウのようなオスの亜人種に転生してしまい、相変わらず弱者男性としてさらに被差別種族として残念なセカンドライフを送る、この漢『名栗柿 桃太郎』に、明日はどのような日雇い労働が待っているのか!?



......それは、ハロワギルドを司る女神様だけが知っている。


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