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歴史を紡ぐ物  作者: しろ組
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第一話 誕生

第一話 誕生


 これは、ある行為が、人類史上行われた歴史的瞬間かも知れない。しかし、この時代の者にとっては、意味の無い日常的な当たり前の事なので、特に、特別な事ではないからだ。

 この時代の者の代表者を“ズカシト”と名付けさせて頂く。小柄だが、知恵の回る若き族長(リーダー)である。しかし、女癖が悪く、気に入った女性を我が物にする為ならば、手段を選ばない男だ。だが、手を出しては行けない男“オギャーワ”の妻を拐かし、孕ませるという暴挙をやってしまうのだった。

 オギャーワが、カンカンに激怒して、ズカシトへ、決闘状とも言える石板を送り付けた。

 ズカシトは、その石板を読みもしないで、オギャーワの使者を撲殺して、“貝塚”へ、石板共々、捨てた。

 オギャーワが、その様を一部始終、かなり離れた高台より見ており、激高した。そして、駆け下りるなり、勢いそのままに、ズカシトの根城へ突っ込んで来た。

 ズカシトは、女達の手前、オギャーワの前へ、冴えない表情で、立ちはだかった。ここで逃げ出せば、自分の地位を失う事になるからだ。そして、棍棒を右肩に乗せながら、凄んだ。

 しかし、オギャーワが、怯むどころか、怒りのボルテージを上がらせた。その直後、飛び掛かり、組み付いた。そして、押し倒して上になり、拳を交互に繰り出した。

 ズカシトは、倒れた拍子に、棍棒を手放した。そして、すかさず、両腕で、顔を防御した。しかし、オギャーワの拳撃により、両腕の

骨は、瞬く間に、粉砕された。その都度、激痛に悶えた。程無くして、無防備となった顔面へ、拳擊を食らった。その直後、次第に、意識が薄れて行った。最期に耳にしたのは、オギャーワの勝利の雄叫びだった。

 これが、人類史上、“果たし状”の誕生? かも知れない。

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