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あいう詩シリーズ

詩う 記憶喪失の生贄羊 ーその女は悪か悪でないかー

作者: 仲仁へび



 一筋の希望追い求めて 必死に訴えた


「私が何をしたというのですか」

「今の私は何も知らないというのに」


 それでも希望はつかめなくて

 伸ばした手の先からするりこぼれる

 視線で追いかけた頃には

 跡形もなく消えていた


 罪を罪と自覚できない

 それは純粋な悪だからではなく

 罪を犯した記憶がないから


――おお 何という事だ


――自覚できないなら 罰の意味がない


――どんな責め苦も ただの理不尽になり果てる


「本当の悪は何?」

「本当の悪人は誰?」

「私は悪人になりえるの?」


 誰か教えてください


 私にはどうしても分からないのです


 一生懸命考えても 何も分からない


 自覚なき罪は罪となりえるのか

 悪を成した記憶なき者は悪なりえるのか





「ストーリー」

 私は悪人だと言われる。

 けれど私には以前の記憶がない。

 それなのに、罪を犯した記憶もないのに裁かれなければならないのだろうか。



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