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14.5幕 その頃の城組

本編にもう少し時間がかかりそうなので番外でつなげるのです!

※セリフ会話だけです


「遅いわ」

「遅いですね」

「………遅い」

「何をやっているのでしょうね。グリフォンは。」

「ですね。戻ったら、……………仕置きです(ぼそり)」

「聞こえてるわよ、サァム。」

「…すいませんね」

「まぁ、別にいいけど。お仕置きは殺さない程度にやって頂戴よ?」

「…………。………」

「……………………」

「なによ。」

「……いえ。」

「女王陛下がそう仰られても説得力が皆無なので」

「まぁっ!酷いわ!!」

(否定できない……)

「そういえばハング、キングはどこに行ったの?」

「いえ。私もずいぶん前から陛下をお見かけしていませんが」

「サァムは何か知ってる?」

「………さぁ?私も、わかりません。

食事のときにも、顔。出されませんから。」

「けど如何なさったんです?突然」

「ちょっと、アリスが来てからキングが不機嫌で」

「いつものことじゃないですか」

「そんなことないわよ。キングだって笑われるのよ?」

「!!」

「!?」

「……………なによ。二人とも。」

「い、いえ…」

「……なにも。」

「話を戻すけど、キングって以前から気難し屋だけど、どうしてあそこまでアリスを毛嫌いするのかしら?」

「気に食わない、んだと。」

「気に食わない?アリスが?なんでよ。

『前』の時はそんなことはなかったでしょ?」

「『今』のアリスと『前』のアリスは別でしょう」

「そうねぇ。『前』のアリスは嫌な子だったわ。」

「彼女は、アリス。ではない。なぜなら、この国に、受け入れられなかった。」

「それもそうね。…………って、なんで『今』と『前』のアリスの話になってるのよ!」

「女王陛下が『前』のアリスは陛下に毛嫌いされてなかった。と仰ったからでしょう」

「そうよ!むしろキングは『前』の子を傍に置いてたわ!!!」

「………………結局、処刑しましたがね。」

「調子に乗りすぎたのよ。あの子は

キングの隣はあたくしの場所なのに。キングの傍に置かせて頂いているからってべたべたして……」

「「…………………」」

「あぁ!そう、そうよ!何でキングはアリスが嫌いなの?!あんなに可愛らしいのに!」

「……それ、だとおもい。ます」

「それって?」

「女王陛下。混ぜ返して申し訳ありませんが、女王陛下は『前』のアリスのことをどのように思っていらっしゃいました?」

「キングにべたべたして最悪で大っっっっっっっっっ嫌いな子よ!」

「では、今のアリスは?」

「可愛らしくでいい子で大好きよ?」

「それです」

「へ?」

「………ですから、それ。です」

「それってどれよ。」

「「…………………」」

「なによ二人とも。黙り込んで」

「いえ。………多少、気の毒になったので。」

「報われないとは正にこのことなのですね。」

「なによ二人とも!!」

「さて、サァム。グリフォンへのお仕置きを考えましょうか。」

「そう、ですね。」

「なんなのよ!!!二人とも!」

「女王陛下。それは自分で気づかれる課題です」

「…………。あたくしの命令でも?」

「命令だとしても、です」

「(こくり)」

「意地悪ね。二人とも」

「……それが。女王の、為。」

「むぅー……」

「むくれても駄目です」

「わかってるわよぉー。あ!

じゃあ、あたくしもお仕置きの話に混ぜてちょうだい!」

「女王陛下、公務はどうしました?」

「そんなもの、犬にでも食べさせてあげるわ」

「食べさせないでください。重要書類もあるのですから。」

「相っ変らず融通と冗談が聞かないわね」


「………………おい」


「あら。キング?どうしたの?」

「あの小娘はどうした」

「アリスのこと?」

「………あぁ。」

「さぁ…あたくしは存じませんわ。ハングはなにか知ってる?」

「確か、グリフォンと帽子屋の屋敷に行っている筈ですが」

「あのいかれた?!」

「あ、はい。」

「なにやってるのよハング!アリスがあのイカレ屋に殺されちゃったらどうするのよ!」

「い、いえ。グリフォンがついているので問題は無いかと…」

「あるに決まっているでしょう?!」

「……………………」

「あら?キング?」

「眠る。兵士もドラ…女王も寄せるな」


(そんなこと、言わずとも…誰も近寄りません。)


「キング、どうしたのかしら。折角お会いできたのに」

「さて、職務職務………」

「私も、厨房に…もどり、ます」

「あ!ちょっとぉ?ふたりともぉ!!」

………つなぎにはなりましたがなんだか破茶目茶です

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