表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Power to resist fate ~最弱の男、チート能力で異世界無双~  作者: 桃翔
第1章仲間との出会い 
7/23

信じてくれる者

今回はかなり長いです。しかし、とても感動(?)的な話なので、ぜひ!

「ハアハアハア、やべえ、くそしんどすぎる。」

今俺達は、96階層にて苦戦を強いられていた。

何故こんなことになったのか。それは20分ほど前に遡る。

新武器と仲間によってなんなく迷宮を攻略していた俺達はあっという間に95階層まで来ていた。

「何だ?なんでこここんなに弱い奴らばっかなんだ?」

「確かに明らかにおかしい。」

そうここのモンスター達は少なくとも一般の人が2人いれば倒せるものばかりなのだ。

それでも何かあると思い、先を進んでいた。

そこで突然のモンスター大量発生。ざっと1万はいた。

「いくらなんでもいきなり多過ぎるだろ!」

そして今に至る。

「くそ!数が多過ぎる。」

「ええ。まさかこんなにも強いモンスターが隠れていたとは。」

倒しても倒しても永遠に現れてくる。

3人はとっくに限界を迎えていた。

俺のレベルは500だが、こいつらはまだ100なのだ。それでも多いほうなのだが、こうも連戦だとさすがに堪える。

俺も魔力を半分使ってしまった。

「こんな時にタケル様のスキルが使えれば!」

そう、何故か俺のスキルはロックされていて使えなかった。

もう限界だと思った矢先、モンスター達が突然、脇に寄った。

「何か、誘われているみたいだな。」

「ええ。」

「僕達は合格だったってことかな。」

ただ、行くしかないので、先に進んだ。

突き当たりに扉があった。

扉は案外簡単に開いた。

全員が入った途端、扉が閉まった。

『やあ皆さん、強欲の迷宮にようこそ!皆さんの戦い見させていただきました!さすがの一言ですよ!こんなにもワクワクしたのは久しぶりですよ!しかしここは迷宮、簡単にクリアさせるわけにはいきません!そこであなた方に最後の余興を用意したよ!せいぜい死なないようにね!』

そういった途端、床が開き、中から、恐ろしいオーラをまとった怪物が現れた。

やばいと思った俺はすぐ、鑑定した。

-------------------------------------

グリード タイプベヒモス Lv:700

力:5000000   スキル「???」

守:5000000

速:5000000

器:5000000

魔:5000000

加護「強欲」

-------------------------------------

やばい!ステータスが俺より一桁多い。

グリードが無造作に腕を振るった。

反応が遅れた俺はその一撃で瀕死になった。

「くそ!"エクスカリバー"」

「"雷光"!」

「"ナイトメア"!」

3人がスキルで攻撃するが、攻撃が効くはずもなく、やられてしまう。

「俺のことは置いて、逃げろ!そのままだと死ぬぞ!」

「逃げるったって、どこに逃げればいいんだよ!それにあなたのことを置いてはいけない!」

「何でだよ!俺ら、会ってまだ1時間だぞ!そんな奴のために命を投げ出すとか、お前ら正気か!」

そう、俺達はまだ会って少ししか立ってない。

「あなたとはもっと前から会ってますよ。」

「知ってましたか?長い間大事にされたものには、意志が宿るって。」

「ハア!何訳わかんないこと言ってんだよ!」

「私達は向こうの世界のあなたを知っています。あなたが苦しんでいたことも、つらそうにしていたことも、それでもあなたは私達を大事にしてくれていた。現に今も自分自身が死にそうなのに、私達の心配をしている。私達はあなたに報いたいんです。それはまだ召喚されていないもの達も同じ気持ちです。あなたに報いたい!あなたに幸せになってほしい!あなたが自分自身を信じられるようになってほしい!私達はまだそれを成し得ていない!だから!ここで逃げる訳にはいかないのです!」

そう言ってまた、無謀な戦いに向かった。

俺は涙が出てきた。

向こうの世界で、俺は誰からも愛されなかった。

ここに来てからもそれは同じで、挙げ句の果てに、仲間を危険に晒して、それでもあいつらは、こんな俺を信じてくれている。

俺はそれが、言葉にできないほど嬉しくて、そして、仲間が死にそうになっているのに、何もできない自分が悔しくて、・・・・・・・・・・・


頼む。あいつらを救ってほしい!こんな馬鹿な自分を信じてくれる、あいつらを!

頼むよ。神様。

〈いいだろう。〉

その途端、俺の視界が暗転して、見知らぬ場所に連れてこられた。そこには、大きな龍がいた。

『やっと会えたな。我が主よ。』

いつも読んでいただきありがとうございます!これからも「Power to resist fate」をよろしくお願いします!ブックマーク、評価、コメントもお忘れなく!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ