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Power to resist fate ~最弱の男、チート能力で異世界無双~  作者: 桃翔
第1章仲間との出会い 
6/23

強欲の迷宮①

やっと迷宮攻略しだしましたね!ライノは今回だけ見ると可愛い系のキャラですが、本当はクールな大人の女性です。

まずはここが、何階なのか調べなくては。

「鑑定」。

〈強欲の迷宮 90階層〉

は?下階層過ぎるだろ!

あとここ強欲の迷宮って言うんだな。

よし!とりあえず降りてみよう。

「お前ら!当面の目標は迷宮攻略だ。いいな。」

「「「了解!!」」」

迷宮はとても薄暗く、進むのも大変だ。

「主よ、私のスキルで次の階層への道を見つけることが出来ますわ。」

キュラメールの提案に俺は即OKを出した。

「ああ!よろしく。」

「ええ。"眷属召喚”」

そういうと彼女の周りにコウモリがたくさん現れた。

「さあ!我々を案内しなさい!」

コウモリ達はそのまま前を飛んでいった。

ついていくと、いきなりモンスターが現れた。

「ブモー」

猪の姿をしたモンスターだった。

「タケル様、ここは私が!」

「いや、俺がやる。」

ライノが前に出たが下がらせる。

いきなり、俺の武器を試す機会が出来た!

これを逃すわけにはいかない。

いくぞ!「ゼロックス」!

「六連式加速銃零式」は、向こうの世界で言う、六連射リボルバーのようなものである。

違うのは、魔力を流してやることで威力と加速を極端に引き上げる点にある。これによって、人間を木っ端みじんに吹き飛ばし、音速を超えて飛んでいけるようになる。いわば破壊兵器である。

しかも銃弾は魔力で作られるので、いちいち装填しなくてはならないが魔力が続く限り打ち続けられるのだ!

俺は「ゼロックス」を構え、猪の頭に向かって引き金を引いた。

猪は抵抗するまもなく、はじけ飛んだ。

それを見ていた俺は、「ちょっと威力高過ぎだったかも。」と思った。

「さすが主。一撃で仕留められるとは。」

「ありがとさん。」

俺は後ろで拗ねているライノが目にとまった。

「どうしたんだ?なんかあったのか?」

「せっかく私が助けようと思ったのに。」

何かと思ったら、そんなことか!

「いや、新しい武器の性能を試すにはちょうどいいと思ったから。」

「でも、キュラメールに出番があったのに、私にはなくて、初めてだから張り切ってたのに。」

「まあまあ、僕にだってまだ出番がないんだから。」

アーサーがそうやって励ます。

「いやすまん。今度はお前に譲るから。な!

「本当ですか!約束だよ!」

そう言って笑う姿がとても愛らしかった。

その後結局、俺の攻撃にビビってしまい、この階層でモンスターは現れなかった。

それでいいのか!迷宮!と思ったが、こっちとしては楽なので特に気にしなかった。

しかし地獄は、ここからだった。俺達がそれに気づくのはもう少しあとだった。


いつも読んでいただきありがとうございます!

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