最弱ステータスの男
はじめまして!桃翔と申します。初めての投稿なので、至らぬ点もあると思いますがなにとぞよろしくお願いします!作品は基本、不定期投稿です。
僕は森田武人。すごく強そうな名前だけど至って普通の高校生。友達もいるし、いじめられることも特にない。脇役なだけだ。
「おはよう、武人君!」
「ああ、おはよう南ちゃん。」
この子は白鳥南さん。僕の幼馴染であり昔からの友人だ。とても優しくて、クラスのマドンナ的存在
「おい!くそ兄貴、おまえ俺の許可なしに南ちゃんと話してんじゃねー!」
こいつは森田連。俺の双子の弟であり、なんでも出来るクラスの
リーダーである。だがこいつは僕が南ちゃんと話しているのが気にくわないらしくよく僕を見下してくる。
そんなことをしていると教室が突然光り出した。
「何だ?何があった?」
そのままその光は僕らを包みこみ、僕らは気を失ってしまった。
目を覚ますと、そこは見知らぬ場所だった。
「おお~無事に召喚されたようでなによりじゃ。」
目の前に謎のおじさんがいた。周りを見回すと中世の教会のような場所だった。
「皆さんは勇者としてこの世界に召喚されました。どうかこの世界を救っていただきたい!」
「はあ!冗談じゃねーぞ!さっさと元に戻しやがれ!」
皆が口々に叫んだ。
「勇者様方は世界を救うまで元の世界に帰ることはできません。」
やはりこれは最近流行りのクラス転移ものか。ということは、
「皆様方には特別な力が備わっております。ステータスを見ていただけるとわかっていただけると思います。」
来ました!これはお約束のチートをもらえるやつですね!
えと、ステータスは、
森田武人 17歳 Lv:1 男
職業:---
力:10 スキル:「鑑定」「???」
守:10
速:10
器:10
魔:10
加護:---
...え?コレガボクノステータス?どかっらどう見ても低いよね。
「おおー!勇者様のステータス、オール100とは、なかなか!普通であれば10なのだがさすがですな。」
マジで?僕、平均なんすか?しかも勇者はよりにもよって連だし。
「おい!お前のステータスクソザコじゃねーか。ハハハハハ笑えるなー!」
「ふむ。これはハズレじゃな。」
僕はハズレだったらしい。とてもこれからが不安になった。
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