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薬草の名前は銀月草で、魔力によく反応しやすく傷の治療ができる物として評判だ。

特に近江村の近辺ではよく発生するらしいが、その銀月草は人間によって養殖する事は困難と言われている。

それは他の薬草も同じで、魔法の要素が強い薬草ほど自生によってのみ増える事ができる。

その薬草を見つけ出す事自体は簡単だが、時折その人間を襲う存在が居るため武装もかかせないのだった。

「はぁっ!」

道を塞いでいた鬼を発見した嘉穂は、右手に十字槍を召喚し跳躍する。槍がそのまま鬼を瞬時に両断し、その鬼はそのまま魔力に還元され消え去っていった。

嘉穂が持っている槍はエーテル層と呼ばれる領域内に存在しており、彼女の呼応に従ってその槍は現実の空間へ出現していた。

エーテル層は人間の魔力を発生させる一種の動力でもあるが、それは人間個人が保有しているものだという。

その力はどういうものかはまだ未知数だが、鬼や妖怪を討伐するには十分な力を秘めている。

「鬼も大したことないわね。大妖怪とか出てきてもいいけど。」

「そんな奴が出てきても僕では対処できないんだけど。」

「大丈夫よ。もし何かあったら狐神の力が何とかしてくれるから。」

「一体どういう理屈なんだそれ・・。」

左手にある印を見る。その痣は明人の記憶通りなら璃子の胸部にもあったが、彼女もまたこの世界で何をしていたのだろうか。

彼女の言い方が正しければ、27年前に璃子はこの地で亡くなった可能性は十分あるだろう。

「・・・・。」

菅野彰人の肉体的な年齢は17歳で、璃子が無くなった時期は僕が産まれた時から10年前だと仮定しているが・・。

流石にそんな昔の事を覚えている人は居ないみたいで、当時物凄く強い魔法使いが居たということしか聞いていない。

こんな事を考えているよりも先に、自分が元居た世界がもう無くなって居るかもしれないと考えると寒気がしてくる。

「どうしたの?お腹すいた?」

「まだ十分間に合ってるよ。先を急ごう。」

「次は彰人が先行だよ。」

「そうだな・・。」

嘉穂が持つ十字槍の刃が太陽光に反射して光る。

彼女は一週間に何度か道場で修行をしているらしく、その槍術の進歩はすさまじいらしい。

「次はどんな鬼が出るかな。」

「そんな種類無いだろう。」

「そう?赤、青とか来たら次は黄色とか桃色とか居てもいいんじゃない?」

「桃色は嫌だなぁ・・。」

鬼は元は死んだ人間の怨念によって発生した存在のようで、その数は常に湧いて出てくるものらしい。

定期的に倒さなければならない相手だが、基本的には知能が低いため倒しやすい相手だという。

しかし、その鬼でも中には強力な存在も居るため油断はできない。

「大陸にはもっと凄いの居るみたいだし。私、倭国以外の所にも行ってみたいんだよね。スライムとか変なモンスターも多いし。」

「スライムか・・。」

スライムは名前通りのモンスターで、基本的にはかなり弱いモンスターみたいだ。

その他にもドラゴンなどといった強いモンスターも存在するが、基本的にはそういった存在は倭国には居ない。

竜脈が独自に発達しすぎたのが原因のようで、魔物の発達形成も根本的に外国とはかなり違ってきているのが現状だ。

「ねばねばしている方がいいのか?」

「何でも人間の服を溶かすらしいよ?」

「それはかなり迷惑な話だけど。嫌じゃないのか?」

「そのスライムを町中の人にかけていったら面白そうじゃない?」

「お前は鬼か・・。」

そんな事を考えている間に薬草がどんどん回収されていく。

あともう少しで採取が終わる頃合いだからそう急ぐこともない。

「そういえば、明日この村に偉い人が来るんだっけ?」

「偉い人?」

「うん。町の方にある元宮城のお姫様だって。」

「元宮姫か。僕も聞いたけど、武家の娘の割にあまり品が無いって聞いたけど。」

「まだ13の年だもの。元宮姫は長老の家の客室で作法を習いに来るから。最終的には大人しくなるわ。」

父親である元宮兼次に溺愛された元宮姫は、あまり作法を知らずかなり駄目なタイプだと言われている。

長老の家に来る辺り、恐らく娘の性格を直すために修行をさせるようだが。

「花嫁修業、じゃないかな。」

「え?」

「つまりさ。私の勘なんだけど。元宮姫は許嫁が出来たから、その花嫁修業として長老の所に来たというのが私の推理。」

「そんな勝手な妄想あるか。」

「言いがかりじゃないもん。基本的に長老の家には、武将の娘の教育のための本とかあるんだから。最初見た時は何であったのか分からなかったけど。恐らくお姫様は・・。」

「はぁ・・。」

面倒くさい世の中だとは思うが、政略結婚となるとあまり聞き心地は良くない。

「まぁ、噂しても仕方が無いのは事実なんだけど。でも気になるじゃない?」

「直接会ってみればいいだろ。」

「明日もまた任務なの忘れてる?」

「うーん。正直連日外に居ると日焼けしそうだな。」

「今は5月だよ。」

5月でも十分暑く感じる時もあるのだが。

適当な話をしている間に、彼は道の影に居る鬼を発見した。

その鬼も最初から彼らを待っていたのか、目が合うと次から次へと鬼が増えていく。

「囲まれたな。」

「私たちのいちゃつきぶりに嫉妬したんだね。」

「笑顔で何を言ってるんだお前・・。」

「でも私も負けないから、彰人準備はいい?」

「はぁ・・。」

面倒くさい状況ではあるが仕方が無い。彰人は刀を抜き構えた。

無名二文字、というクソダサい名前がついた刀ではあるが質は一品ものらしい。

切れ味はかなりよく、扱いを間違えれば鎧を着ていない人間は確実に斬殺できる刀だ。

鬼たちが一斉に動く。嘉穂は彰人の背後から来る鬼を2、3匹ほど一閃で斬り倒した。

彰人は前から来る鬼を一体ずつ確実に斬り落とす。

そこまで難しくは無かったが、全て倒したと思うとまた更に増えて来た。

更に、木々の影から二メートル以上はある鬼も出現する。

「嘘、でかいの来た!?」

「嘉穂、下がれ!」

迫ってくる大鬼の攻撃を回避し、彰人は練習中の術式を心の中で念じる。

狐神の印がある以上、ある程度璃子と同等の力は発揮できるはずだと彼は前から考えていた。

璃子が持つ力によってこの世界に来た後、本来持っている彼女の印を彰人が得ている。

つまり、璃子は転生させた後に自分の能力を彰人に分け与えている可能性はあった。

「この、邪魔しないでよ!」

嘉穂が彰人を助けようとするが、迫ってくる鬼が彼女を邪魔する。

攻撃してもギリギリの所で回避したり防御するため、すぐに彰人の所までたどり着けない。

「やっぱり、何か違うのか?」

だが、本当のところはただ転生させられただけで能力は平均レベルなのだろうか。

それとも、何か決定的な見落としがあってその力が発揮できないのかは分からない。

「彰人!」

大鬼の持つ大きなこん棒が地面を乱打する。

ある程度回避できるが、ただ彰人の頭の中にあるのは自分の事だけだった。

璃子はそもそも一体何をしたかったのか。根本的な彼女の心理を理解できない以上、印の意味は分からない。

自分は神様扱いされたところで、璃子と同等ではないということは分かって居る。

「あいつは、一体・・。」

どうしてほしいのだろうか。彼女と出会った時の記憶が脳裏によみがえった時、大きなこん棒が目の前に迫る。

その武器に対し、彰人は無名二文字で叩き切ったことによりそれは一刀両断された。

「!?」

大鬼も一瞬理解を凍結させる。その隙を狙い彰人は全身し跳躍。

その大鬼の首を斬り落とした事により、その巨体は地面に崩れ落ちた。

流石に鬼たちも劣勢に落ちた事が分かり、すぐにその場から撤退していく。

一応、戦闘は落ちついたが。正直なところ自分の立場が全くといっていいほど理解できなかった。

「正直、面倒だ。」

「それ、恰好つけて言ってるの?」

「そういうもんだと思っていいよ。」

「彰人って、変な時にすぐに攻撃しないから。見ている方はちょっと心配なんだよね。」

「師匠の受け売りだからな。回避して、相手の隙を狙うのは基本だって。」

「貴方の師匠、ちょっと教え方が乱暴だから。私としてはもう少し安全な戦闘をしてほしいんだけど。」

「安全な戦闘なんて無いと思うけど。無名二文字も元は師匠が持っていた物だから、戦術的にはそこまで問題は無いよ。」

「うーん。彰人といい師匠といい、何でそう無茶苦茶な戦いを好むんだか。」

「そんなに似ているか?」

「そりゃぁもう、私の所とは違って単独突撃主義なんだもの。いつか絶対に死ぬんじゃない?」

かなり酷い言われようだが、確かに単独でいればいつか確実に駄目になる状況は訪れる。

そこを何とかするのも実力の内だと教えられたが、嘉穂の言う通り死にざまは酷い事になりそうだ。

「そう死ぬような事は起こさないようにしてるよ。さっきだって、武器破壊を狙った行為なんだからな。」

「その武器破壊だって失敗したら危ないじゃない。一人より二人で行動した方がいいのに、突撃ばかりするんだから。」

「そのわりに嘉穂も大丈夫だったな。一人で危なかったんじゃないか?」

「あれぐらい余裕だけど、私は彰人の行動が心配なんだよね。なんだか、一瞬わざと当たりに行ってるみたいで。」

「そう見えるか?」

「うん。」

「そんなに酷い奴に見えるかな俺。」

「彰人、頭の中で一体なにを考えてるの?」

「何をって言われても。とくに何も考えてないときもあるよ。」

ある意味嘘ではある。

だが、自分が実は転生者だなんて彼女に言えるわけではない。

「本当に何も考えてないの?」

しかし、嘉穂はまだ疑念を持っているようだった。

「とりあえず、そろそろ村に戻ろうか。」

「そうやってまたはぐらかす。いつもそうだよね、肝心な事は絶対に喋らないんだから。」

「ミステリアスなほうがいいだろ?」

「ミステリーっていうより怪異だよ。」

かなり酷い言い方だが、もっと他に無いのだろうか。

「彰人。もう少し冷静になって戦おう?」

「冷静じゃないと?」

「絶対に別の事考えてるじゃない。さっき寝ていた時だって明らかに別の事考えてるもの。目を見れば寝ているっていうよりは思考してるって感じだったし。」

「何で分かったんだ?」

「私が居るそばで他の女の事考えてたんでしょ?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

かなり否定したいのに否定できないのが辛い。確かに他の女の子にはなってしまうけど、そもそも嘉穂には関係の無い事だろうに。

「別に。気にすることじゃないよ。嘉穂こそ、本当は鬼が怖いだけだろ。」

「私がその気になれば夜中だって殺しまわれるわ。」

むしろ嘉穂が怖すぎる。

本当にそういう事をやってしまいそうなので、あまり追及はしないでおこう。

「恐らく鬼のほうが怖いかもしれないな。」

「今、かなり失礼なこと言わなかった?」

「言ってないよ。」

「んー?結局何考えてたの?」

「嘉穂に教えられる事はそこまでないよ。とりあえず、村に戻ろうか。」

「はぁ・・結局分からない事だらけじゃない。」

僕も確かに分からない事だらけだが、あまり話し過ぎても仕方が無い。

嘉穂は幼馴染で居てほしいし、自分の本来の姿など今更考えても仕方が無い事だ。

前世は前世であって、もう今更どうする事もできない。

僕は前に居た世界の事を忘れ、遠見明人という男子高校生の事も忘れて置いた方が精神的には健全でいられるはずだ。

忘れるということも大切な要素ではあるし、その方が鬼との闘いはスムーズになるだろう。

もしこれから先璃子の事が分かれば、自分の使命が何なのかも掴めるかもしれない。

急ぐことなく、適当に生きていればいい。

きっとこの世界で生きていく事で何らかの価値は得られるはずだ。

そう信じて動くことも悪くないはずで、璃子という少女がしてきたことは無駄にならないなずだ。

「成程・・。」

「?」

変な独り言を言ってしまい、嘉穂も怪訝な顔をしていた。

実際の所彰人は、自分が本当に自分であるのかが曖昧になってきている。死んだときから、殆ど璃子の事しか考えていないのだから。

もしかしたら死ぬ前からずっとそうなのかもしれないが。正直その事は忘れてしまいたい気持ちはあった。

しかし、それは正しい行為でないことも知って居る。

一番つらいのはあいつであって自分ではないと。

最も現実に苦しんでいたのは意味も無く自分が本来居た場所を勝手に学園にされて仕方なく生徒を偽っていた璃子という神様であって、僕ではないのだ。

だから、自分をも過大評価できない。

純粋に彰人はもうあの世界を自分の居場所だと思いたくないのだが、それすらも神様につけられた印に否定されているような気さえしていた。



近江村の中心に北から南へ川が流れており、彰人と嘉穂が住んでいる屋敷はその西側にある。

山に囲まれたその村は一種の名所のような光景だ。

彰人が住んでいる屋敷も広い方だが、その屋敷で彰人は一度璃子の事を調べ上げた事がある。

しかし、27年前だから多少は記録は残って居ると思っていたが殆ど無かった。

璃子という能力の高い少女が居たという程度しか、記録本には記載されていない。

その後どうしたらいいのか彰人はただ分からなくなり、ヤル気をなくしてただ嘉穂と一緒に採取任務を続けていた事になる。

「彰人様。お茶をご用意いたしました。」

侍女の奈雪が彰人が居る部屋に入ってくる。

「ありがとう。そこに置いておいて。」

「かしこまりました。」

奈雪は彰人を幼いころから補佐している侍女で、身の回りの世話をいつもしてもらっている。

「・・・彰人様、魔導書をお読みになって居るのですか?」

「あぁ。まだ分からないことがあって。最近忘れっぽいからね。」

というよりは、狐神の印の力を発揮できる方法がまだ分からないので書物をあさっていた。

殆どまだ何も手がかりが無い以上、ただ初歩の魔法を複縦的に覚えているだけだ。

「狐神の印の件ですね。私ではまだ力になれないので、どうしたらいいのか心苦しいのですが。」

「まだ魔法は勉強していなかったな。奈雪は。」

奈雪の場合、屋敷の当主に対する礼儀作法や家事等の仕事を覚える事が先だったため魔法に関してはまだ覚えていない事が多い。

「はい。魔法は大陸系統から発祥した魔力運用で、西から東へ伝わって来たことぐらいしか知りません。」

基本的に魔力を使って魔法を起こすプロセスは殆どの文化では一緒だが、その倫理構成や術式の本質的な構造を研究したは大陸の西側にある国々らしい。

その魔法の知識は東に伝達されていったが、その全てが倭国に伝わってきているわけではない。

大陸側と倭国の連絡を困難にする結界により、倭国に居る魔法使いは自分たちで研究を続けなければならなかった。

「魔導書も大陸側の言語で書かれているので、今すぐには習得するのは難しいですし。」

「習得したいのか?」

「多少興味があるだけです。」

大陸側から伝達されてきた魔導書は基本的に外国の文字であり、その文字を習得する必要性もあった。

彰人も魔法を習得する前にその外国の言葉を覚える必要があったため、かなり苦戦したことを覚えている。

学校で言えば、小学生から高校生までの期間を外国語と魔法の習得に費やしているようなものだ。

言語を習得してしまって魔導書を解読したほうが理解がスムーズにはなるが、正直普通に学校生活を送るよりも辛いところはあった。

彰人にとってはもうすこし楽をしていたいが、転生前の生活などあまり気にしない方針をとった。

「元素がいくつもあると聞きましたが。どうして属性ごとに分かれているのでしょうか。」

「基本的に魔法は自然現象を魔力によって再現する神秘であることが出発点とされているからね。魔導書の書いてある通りに言うと、火水風土は古代から認識されている四大元素と呼ばれている。その後に光と闇を入れて六つ、更に色彩を持たない魔力を入れて七つとする。」

四大元素は古代から使われているが、それ以外は魔法とは別種の力だと思われていたらしい。

魔力と属性を持つ鉱石、ルーン石の採取の歴史の中で四大元素以外にも属性が存在する事が分かっていくと四大元素から七大元素に名称が変わっていく。

「元素は自然に存在する現象を概念として術式化された魔力なんだ。もっと分かりやすく言うと、魔法を使うためのそれぞれの魔力の説明書みたいなものだ。元素が最初四つしか無いと思われていたのは、単純にそのどれか四つの元素を使える人間が多数派だったからだ。光、闇、無の属性は基本的には少数派であったのだけれど。ルーン石の解析や研究により、それらは全て同じ魔力である事が分かって来た。つまり、色彩を持たない魔力、無属性から始まり他六つのどれかに変質するのが魔力の特性である。そこまでは分かったかな。」

「はい。彰人様と嘉穂様は火属性が使えると聞きましたが。」

「うん。基本的に人間は一つの属性しか使えない。けれどルーン石を使えば、自分でも他の属性の魔法を扱う事ができる。元素が七つ、もしくはそれ以上に分かれているのは魔力が変質しているからで、もっと応用ができれば色々な魔法を扱う事ができると思われている。というのが初歩的な内容だ。」

基本的には、その属性を全て説明しきれているわけでもないが。治癒魔法は土属性でも無属性でもあるらしく、術式と魔法の運用方法によっては回復に差異があるらしいが・・。

更に風属性の中に今は無属性に分類されている物質移動や浮遊も含まれているが、実際の所何故かどちらでもいいと言う事になっている。

ある意味、魔導書を作った人も自分で何を書いているのかわけが分からなかったに違いない。




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