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ある少女のブログ  作者: @naka-motoo
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第5話 大塚まで歩く

 翌日の日曜日。


 わたしは巣鴨の自分の家から、都電の線路の一本隣の道路を、歩いて下っていく。


 大塚に何があるっていう訳ではないのだけれども、これが部活に所属しないわたしの唯一の運動。


 よしや、っていうスーパーがある。ここで、炭酸飲料を一本買って、今度は坂を上り、大塚公園まで歩く。


 大塚公園のベンチに腰掛けて、ジーンズのポケットに突っ込んできた文庫本を片手に持って開き読みしながら、炭酸飲料をこくこくと喉を鳴らして飲む。


 ああ、落ち着く。

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