表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある少女のブログ  作者: @naka-motoo
3/44

第3話 神保町を歩く

 東京堂書店で本を物色した後、わたしは「キッチン南海」で、カツカレーを食べる。


 最近は女子一人でこの店に入るのも以前ほどは抵抗が無くなった。現に、わたしの他にも何人か女性客がいる。ここのカレーはルウの色が黒い。コクがある、って感じ。


 昼食を取った後、また別の本屋を回る。新刊本の本屋の他、古本屋も。五木寛之の「TARIKI」を見つけた。アメリカで、ボブディランの自伝と隣り合わせで書店に並べられたというこの本。表紙の五木寛之さんの写真がとても恰好いい。迷った末に、買ってしまった。結局毎月、地元のはやらないハンバーガー屋でのバイト料の大半が本代に消える。


 さらにわたしは本屋をさまよう。


 心理学の本、社会学の本も物色する。テーマは、’いじめ’だ。


 わたしのライフワークは、’いじめ’の研究だ。わたしはこの研究テーマは、人類にとって絶対に必要なものだと考えている。なぜなら、わたしはこう信じるからだ。


「ナチスのユダヤ虐殺は、究極の’いじめ’だ。’いじめ’の行きつくところは戦争だ」


 だからこそ、こうも考える。


「いじめに遭う人の苦しみを個人的なものと考えるのは大きな間違いだ。人種差別といじめは根源的には同じであり、いじめにあう人の苦は、社会的にも深刻に、知的に、最優先課題として人類が考えなくてはならない問題だ」


 でも、みなさんは疑問に思うだろう。なぜわたしが、いじめというものを考慮するのにエネルギーを注ぐのか。


 それは、次のブログでお話したいと思う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ