第3話 祖父襲来
短く、申し訳有りません(´・ω・`)
体操選手のような着地ポーズをとってるとクナイが飛んできた。
それも、眼球目がけて。
「うおぁぁぁぁ!!」
必死に頭を反らして回避しようとして、頬の薄皮1枚を切り、クナイは後ろに飛んでいく。
運良く避けることができ、安堵の息を漏らした瞬間に飛んでくる3本のクナイ。
「ちょ、まっ「待たん、ホレホレもっといくぞ」なんで?!」
停止を要求する声を途中で遮りる声。
そして、有言実行とばかりに避けても避けても飛んでくるクナイ。飛んでくるクナイの数は5本、7本、9本、11本、13本と少しずつ増えていく。
30本を超えたあたりから時間差をつけて投擲される物も出てきた。
それを避ける。避ける。避けまくる。
どうしても避けることが出来なさそうな物だけを、自分がいつも身につけている小太刀サイズの忍者刀で弾く。
そして、遂に飛んでくるクナイの数が100を超えた位でようやく止む。
止んで数秒も経たないうちに背後から声を掛けられる。それは、先程静止の声を遮ったものと同一のものだった。
「ふむ、上達しとるようだな」
「いや、危ないだろジジイ!!」
気配を微塵にも感じさせずにいつの間にか背後に居り、声をかけてきたのは俺の祖父、迅雷だった。
「ん?そうか?誰かさんが儂をずっと待たせておったせいではないかの?」
「うぐっ」
抗議の声を上げるが、そこを言われると黙ざるを得ない。
「・・・次からは気を付けるよ。それで何の用なんだ?」
「・・・道場内で話す」
「ここじゃ駄目なのか?」
「そうじゃ。お前にとって重大な事じゃ」
余程他人に聞かれたくない話らしい。素直に道場に入る。
玄関で靴を脱ぎ、一礼をしてから道場の中心に座る2人。
「・・・それで話ってなんだ?」
「それはな・・・近いうちにお前の命は絶対に、
この世から去るということだ」
「・・・・・・・・は?」
重大な話とは、俺が近いうちに死ぬと言う話だった・・・。
次話で進展がある・・・はず