プロローグ
初投稿となります。
所々おかしな表現等がある可能性があります。
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俺は真っ白い空間の中にいた。
周りを見渡しても何も無い。此処がどこなのかを数秒程考えて、此処は夢の中だろうと結論付けた。
「だが、余りにも殺風景な夢だな」
そう独り言を呟いてみたが、誰も反応しない。当たり前だ、俺1人しかいないのだから。
仕方ないので少し歩いて見ることにしよう。
ーー数分後ーーーー
真っ白い空間の中に人影を2つ見つけた。
1つは背が低いもの。もう1つは背が高いものだ。
その2つの人影を見ていると、不思議なことにどちらとも見慣れた様な感じがする。
俺は、声をかけようか迷う。数秒程迷った後、声をかけようとするが、会話が聞こえてきた。
「彼奴との楽しい生活を送れるのはあと少しだけだと言うのか?」
「・・・ええ。彼の運命はそう定められているから」
「お主の力を持ってしても、ソレを変える事は不可能だと?」
「そう。私は私の力と知恵を使ってどうにか出来ないか試してみた。何十通り、何百通りも試してみたけれど、得られたのは絶対に変えられないという現実と、とてつもない疲労感に自分の不甲斐なさに対する怒りのみだった」
「・・・そうか。お主はがんばってくれておったのだな」
「・・・・・・ごめんなさい」
「では、彼奴を鍛える事に専念するとしよう。これまでとは一線を画すものとなるだろうが、仕方ないか・・・。彼奴を生かすためだ」
「そう・・・ね。私も協力するわ」
「頼む」
それで会話は終わったようだ。何か、俺にも関係があるような気がしてならない物だったが、有り得ないと結論付けた。
改めて声をかけようとして、俺を起こそうとしている声によって、俺は夢から目を覚ました。
投稿は学生の為、不定期更新となります。