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俺様、神様、創成主!?~いいえ、人間です~  作者: 慧斗
第2章 神様は、仲間たちと出会った
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第16話 白衣の天使の名前は

「ふぅっ……。ねぇ、なんで地味な服ばっかりなのっ?ボク、もっとかわいい服着たいなっ!」


 服借りといて贅沢言うな。


「ごめん……。私、あんまりこの研究所から出ないから、服あんまり持ってないの……」


 日本で言う引きこもりってことか。でも、引きこもって研究してるんだったらいいのかな?


「さて、それでなんだが……」


 ごほん、とわざとらしく咳をする。三人の視線がこっちを向いたところで、俺は改まって質問を口にした。


「どっちがどっちなんだ?」


 雰囲気的に、女の子がくぅだと思うんだけど……


「はーいっ!ボクがくぅだよっ!」


「僕が、ナオ」


 なるほど、イメージ通りだ。

 正反対の雰囲気をまとった二人は、双子だとは思えない。


「なんて呼べばいいの?高良お兄ちゃんっ?」


「えっと……」


 いきなりお兄ちゃんなんて呼ばれると、なんか照れる。俺、一人っ子だし。


「それで、いいんじゃない……?私も、お姉ちゃんって呼んで……?」


「お姉ちゃんっ!」


「ふわぁぁぁぁ……。幸せ……」


 隣では、なぜか少女が倒れていた。


「でも、名前を知らないんですけど。なんて呼べばいいですか?」


 ナオが冷静に質問する。確かに。


「そうだねっ!まだ名前知らなかったよっ!なんて名前なのっ?」


「リオラ……」


「リオラ?」


「リオラ、お姉ちゃんっ?」


「リオラさん……」


 口の中で復唱してみる。リオラ、リオラ……。どっかで聞いたような……。そりゃ、自分が創ったんだから知ってるだろうけど、そうじゃなくてこの世界に来てから聞いたことがあるような……

 なぜか、直感がそう告げていた。

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