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俺様、神様、創成主!?~いいえ、人間です~  作者: 慧斗
第2章 神様は、仲間たちと出会った
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第13話 もらった餌は、怖いものでした

「それで、相談って名前について……じゃ、ないよね……?なに……?」


「あ、相談ってのはさ、こいつらの餌についてなんだよ!モンスターの飼い方なんか知らねぇんだけど、エルがここに来たらいいって言うからここに……」


「そう……。モンスターの餌ね……。ちょっと待ってて……」


 白衣の少女はそう言うなり、後ろの棚をごそごそし始めた。

 ぽいっ、ぽいっ


「ちょ、中の物は投げないほうが……うわわ、ビーカーが割れたぁ!ってまた!フラスコも飛んでくる!ガラスの破片、いってぇ!」


 ガラスの実験器具が飛んできては次々と割れる。あの頑丈そうなチビ……じゃなかった。ナオも、顕微鏡の下敷きになって目を回していた。顕微鏡、恐るべし……。

 つーか、あの小さい体のどこにそんな怪力が眠ってるんだ……?エルも怪力だし、この世界の人間ってみんな怪力だったりして。


「あった……」


 白衣の少女が袋を持って走ってくる。


「これ……」


「なんだよ……。ん、〈モンスター専用の餌 ※人間が食べたら、死んじゃうよ〉…

…?なに、これ……」


「見ての通り、モンスターの餌……」


 いや、それは書いてあるから分かるんだけど。俺が言ってるのは、最後の一文のこと。


「ああ……。この餌は、モンスターが食べるととてもおいしいけど、人間が食べたら死に至る成分が入ってるの……。ちなみに、私の手作り……」


「へぇ……。じゃあ、もらっていい?」


「いいよ……。無くなったとき用に、三袋あげるね……」


「センキュー!」


 三袋を抱えながら、俺はお礼を言った。

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