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**無想**  作者: ろか
第一章 ブランクルー
1/3

**Prologue**

  **Prologue**


 

 空に色がないこの世界は、『ブランクルー』と呼ばれている。

 

 色がないのだから、ブランクルーは昼と夜をわけることもできない。

 

 常に、白いのだ。 


 空から色がなくなったのは、約30年前の空虚戦争からである。


 空虚戦争とは、どこからもなくやってきた《ドヌール》が、空から色を奪ってしまったことから起きた戦争で、空虚戦争と呼ばれるようになったのだ。


 ドヌールはブランクルーから、すべての色を奪い去ろうと目論んでいたが、それは片目の青年 《リュート》によって阻止された。


 華麗に剣を扱う彼は、ブランクルーのトールと言う町出身の若者で、誰も手出しができなかったドヌールに深手を負わせ、一時的に封印することに成功したのだ。


 だがブランクルーに存在する強力な魔法は、使用するたびに大きな代償を要する。


 リュートがドヌールに使った魔法は、自らの体を巨大な力のある鎖へと変化させ、相手を縛りつける魔法なのだ。


 すなわち、リュートの力が尽きた時、ドヌールは解放され、今度こそ世界からすべての色は奪われるであろう。




     A distorted dream of having the dream.

       (夢を見る 歪な夢を)


         All of me of the dream.

             (その夢は、僕のすべて)

        

   The dream is my mind.

    (その夢は、僕の、心)


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