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「なんだこれは……」
思わず、口から出ていた。
とりあえず目を擦ってみた。だが、目の前にある光景は変わらない。
「うおおおおお! かっけえええええ!」
志門が雄叫びを上げる。確かに小学生男子が好きそうな展開だ。
「わあ! 最高!」
佳美奈も満面の笑みを浮かべる。女子高生もいけるのか。
「あらー」
陽子はうっとりとした顔でそれを眺めていた。妻よ、お前もか。
なんだなんだなんだなんだ。おかしいと思っているのは俺だけか。
スマホを取り出して現在地を確認する。
『北海道函斗市本町4丁目22番1号』
そう表示されている。
間違いない、我が家の住所だ。
俺はもう一度見上げる。
我が家が建っているはずの場所。そこに立っているのは巨大なロボットだった。
スーパー庭付き一戸建てロボットツヴァイフォーマー第1話
「発進! ツヴァイフォーマー! 〜空前絶後究極無敵のリフォーム住宅〜」