ごめん...なさい...
作者の初めての作品です。まだまだ語彙力が欠けておりますが、読んでいただけると幸いです
ふぁぁぁ....。
眠い。眠い。でも、それより満足感が勝つ。
なぜかって?それは勿論、攻略が難しいことで有名な乙女ゲーム「桜の花が咲く頃には、君と」通称「咲く君」を私はたった3日でクリアしたのだ!
あぁ、友人に自慢したい!でも今の時刻は午後4時。友人は起きてないだろう。
あっ!そうだ!朝の駅に私の同士を見つけよう!
発売したのに気付かず2日もたってから購入して、遅れを取り戻す勢いでやってたから、発売初日に買った人も今日、やっとクリアできたとネットで書き込まれていた。
そうと決まれば善は急げだ!
私はすぐにケータイと財布と、必要な物を持って家を出た。
駅には偶然にも「咲く君」を持っている子がいた。奇跡だ。
私はその子に駆け寄る。
語り合いたい気持ちが抑えられなかったのだ。
「ねぇ、それって『咲く君』だよね?」
そう聞くとその子はビクッとした。
驚かせてしまっただろうか。
身長は私と同じか少し低いくらい。フードを深くかぶっていたため、顔がよく見えない。でも、体つき的に女の子だろう。
その子は今にも倒れそうに体を右へ左へとゆらゆらしている。
もしかしたら体調が悪かったのかもしれない。
「えっと、ごめんね。急に。それより、体調大丈夫?さっきからふらふらしてるけど.....」
女の子は黙ったままだ。
黙っていることが、私を不安にさせた。
そもそもここは、駅の近くでもあり、道路の近くでもあるのだ。
自殺でもするんじゃないか、そう私を不安にさせる。
すると突然女の子が手を上げた。
私の肩を女の子が掴んだ...と思ったら離された。
突き飛ばされのだ。
私は、自分の状況がよく分からなかった。混乱していたのだ。
車のクラクションの音が聞こえた。
それと同時に女の子の顔が見えた。
女の子は、泣いていた。
「ごめん...なさい...」
初めて女の子の声を聞いた。
その直後、私は意識を失った。
この作品は、作者の好きな展開!好きな物を入れた話です!作者はこれからもまだまだ成長していくので、宜しくお願いします