畑の主
結局のところ、男は背後から襲われ気を失っていたらしく詳しい話を聞くことはできなかった。
男の話を聞いたリアたちは男達が襲われたという畑まで来ていた。
「ここが畑...」
しかし、リアたちの前に広がっている光景は…
作物らしきものもなく、それどころか一面が白い何かでおおわれていた。
「なにこれ?」
リズが触ろうとしたのをクロットが止めた。
「これは…どこかで見たことあるけど...」
考え込むクロット。
「ね、ねぇあれ」
畑の中央当たりを指さすネルチャ
畑の中央、白い何かでおおわれた地面が膨らみ始めた。
それはみるみる大きくなっていく。
そして...
「蜘蛛の糸だ!!」
大きな球体を突き破って出てきた先のとがった四本の長い脚。
クロットが叫ぶのとほぼ同時だった。
四本の脚をはやした球体はリアたちの方へ、そして地面から続くようにして四本の脚ともう一回り大きな黒い胴体が...
畑に住み着いていたのは、巨大な蜘蛛だった。
「いやぁぁぁぁあああ」
「きゃぁぁぁぁああ」
モンスターを覚悟していたリアたちだったが、巨大なで醜悪な敵を目の前に悲鳴を上げた。
リアたちの悲劇はまだ続いた。
響いた声に反応したのか、地面のあちこちが一メートルほど膨らむとたくさんの蜘蛛が出てきた。
「気持ち悪ッ。リア前みたいに水で流して」
クロットがリアに指示を出すと、顔を青ざめながら詠唱を始めた。
詠唱が終わると、水がリアの前方に向け津波のように流れていく。
しかしその間もクロットは指示を出す
「レーシアとテレはリアの水魔法に雷魔法を乗せて。リアは水が端まで行ったら凍らして」
「私は?」
リズがクロットに聞くが、クロットは首を振った。
「さっき試してみたんだけどあの糸のせいで土が固まってた。それよりも残りの皆にはあの大きいのを倒しに行ってもらうよ」
三日間39度を超えてると38度でも楽に感じれるんだね




