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無気力チーター  作者: maiki
カールの国『ロール』
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怪我を負った男





リアたちはカルメの案内で、カルメの家のそばに建つ家に向かった。




ノックをしてすぐに三十代ぐらいの女性が顔をのぞかせた。



「あら...カルメさん。あなた、カルメさんが来てくれたわよ」



女性はカルメとリアたちを家の中に招いた。




ベッドの上には、体中に包帯を巻いた男性が横になっていた。





「大勢で押しかけてすまんね」


カルメの言葉に合わせて、リアたちは軽く頭を下げた。



「いえいえ。こんな時ですから。それより彼女たちは?」




「あ、私たちは依頼を受けてきました」



「そういうことだよ」


カルメがリアの後を引き継いで、簡単に事を説明した。



「そうですか…まだ若いのに凄いですね。」



彼女はベッドで横になる男性を見た。



「私にも力があれば...彼だけがこんな目に遭うなんて」



リアたちにはかける言葉が見つからなかった。



「もぉ...なんだよぉ...」



落ち込むリアたちの後ろから場に似つかない、のんびりとした声が聞こえてきた。



水気だ。



水気はテレに手を引かれながら、リアたちの間を通って男性の前に立った。



欠伸をした水気は、すぐに部屋の隅に行き寝てしまった。


布団と枕を出して......



何がしたかったのか。わからない一同をよそに唯一知っているテレは男性に話しかけた。



「もう、身体の傷は治った…はず…なんですけど」


訳が分からない一同。


しかし男性は、訳が分からないという様子でまばたきを繰り返し、重体で動けなかったはずの体を起こした。




「何が起こった...」


呆然とする男。



リアたちは何が起こったのかは理解した。



「あ…あなたっ」



涙をこぼしながら、それでもためらう女性に、男はぎこちなくだが微笑んだ。



その瞬間、女性は男に抱き着いて、声を出して泣いた。






「何があったか教えてもらっていいかな?それより身体は大丈夫なのか?」


カルメもどうするべきか戸惑っている。



いまだに泣いている女性の頭をなでながら、男は頷いた。



「俺にもわからない。けど身体は…なんともない」



「そうか…いや、でもそんなことが...」


カルメと男が説明を求めて、テレを見る。



「私たちにも教えて。どうやって説得したの?」



リアたちには何が起こったのかは分かった。でもどうやってかはわからなかった




「えっとね・・・よくわかんないんだけど」



テレは経緯いきさつを語った。




水気の力を使えば治してあげられると思ったテレは、一人家から出て水気のもとまで来た。



水気は相変わらず白の上で寝ていた。



背伸びをしてみたが水気には届かなかった...



「水くーん。起きてくださーい」


叫んでみたが反応はなかった。


テレがあたふたしていると



「なにかあったの?」


今まで起きる気配すらなかった水気がテレを見ていた。


「えっと、その...水君の力であの人の怪我を治してあげてください」



「やだっ‼絶対にヤダ」


予想は知ていたがやはり断られた。



落ち込むテレだったが、言っていることとは裏腹に水気は白から降りるとテレの前に立った。



「案内して」


「...え?」



訳が分からないままテレは水気を案内してきた。


「なんでそんなことしないといけないの?めんどくさいしいやだよ」

「治してあげた方が話も早く聞けていいと思いますが」



後ろを歩く水気が何かつぶやいていたがテレには聞こえていなかった。





「・・・というわけなんです。正直私にもよくわからないんです」





やっぱり一番の難関は水気をどう動かすかですよねwww



{姉を探して異世界へ}という話も読んでみてください。


無気力チータとは違い一話が長いですよ。

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