卒業後
まだ卒業しないからね
驚くリアの後ろから水気達が近づいてきた
「ふぁわぁ~」
あくびをしている水気、右腕にはクロットが抱きつきその周りではレーシア達が水気から離れろと騒いでいる。
水気は相手にするのが面倒くさいのか、放っといている。
リアもクロットに少なからず不満があったがそれよりも、リアの母を知らない人ならまだしも、知っている水気が驚いていないことに驚いていた。
「何でそんなに普通なんですか!?もしかして知っていたとか?」
興奮ぎみに聞くリアに水気は何度目とも知らないあくびをしながら
「ん?声聞いて気づかなかった」
「.......あ」
確かに懐かしい感じはしていた、しかしそれ以外のことが強烈すぎてスルーしていた。
シルカは水気に
「やっぱ君にはばれてたか~」
そしてリアにゴメンねと言って
「まぁ隠す気もなかったんだけどあそこまで気づかないリアを見てたら面白くて」
リアはほほを膨らませて
「もう知らない‼」
「ゴメンゴメン」
怒るリアにシルカは謝っていた
一段落がつき、全員でひとつの部屋に来ていた、
教卓にはシルカが立ち、9つの机には水気達が座っていた
「いやぁ、色々あったけどようやくここまできたね」
「その前に何で母さんがいるの?」
全員を見ながら言うシルカにリアが立ち上がって質問をした
「まぁまぁ、ちゃんと説明するから。まずは自己紹介からね、私はシルカ・リノア、0クラスの担任なんだけどこのクラスってなかなかいないから」
ガタッとネルチャが立ち上がる、
その横ではクロットも笑顔だが目だけは驚きが隠せていなかった。
ネルチャが
「まさか、貴女があのシルカ・リノア様ですか?」
「様?」
急にかしこまった態度をとるネルチャ、気づけば水気とリア以外の全員が驚いたように目を見開いていた。
.......水気は机に伏せて眠っている。
シルカは照れたように
「もぉ、様だなんてやめてよねぇ、そりゃ昔冒険者だった頃はそんな呼び方もされてたけど今じゃ恥ずかしいよ~」
懐かしそうに目を細めて
「それに今じゃ、冒険者もやめて宿屋をやってるただの母親だよ」
「ぼ、冒険者ー‼」
椅子を倒して驚くリアに
「あれ、言ってなかったっけ?)」
と真顔で聞くシルカ
「そんな話聞いたことないよー‼え、じゃあ校長と仲が良かったのも?」
「そうそう、元々私とあの人と校長は同級生だからね。あ、でも年は一緒じゃないよ」
「それって.......どう言うこと?」
?を浮かべるリアにリンドルが
「この学校は飛び級があるんだよ」
全員の目がテレの方へと向く。
その視線に気づいたテレは
「っ!?私は同い年だよー‼」
と真っ赤になりながら叫んだ。
再びシルカはまとめるように手を叩くと
「まぁその事については、追々話すとして.......まずはこのクラスのことからね、最初にも話した通り、このクラスでは実戦が増えます。あの時は言わなかったけど今なら大丈夫そうね.......」
「卒業は大体半年後になるんだけど、そのあとはこのメンバーが1つのパーティーになるから」
えぇーと驚く一同。
そのなかでクロットだけはやったーと喜んでいた。
・・・・水気は熟睡していた。




