ゼロクラス
反論をする一同に不満、質問、異議は後程部屋で説明するとだけ言い、詳しいことは一切答えずに校長室から追い出された。
部屋から出るとサングラスにマスク、別に寒いも言うわけでもないのに白いコートを着ている人物が立っていた。
男か女かも判断できない。
その人物は一言もしゃべることなく、手招きをすると一人で先々歩いていった。
リア達はあわてて後を追いかけた.....................水気は未だに縄でくるくる巻きにされている。
後をおって着いた場所は校舎から.......学校の敷地からも離れた場所にあるアパートのような建物だった、周りは自然が広がっているだけで、それ以外のものは何もない。
そのとき白コートの人物が振り返り、初めて声を出した。
「今日から君達にはここで勉強.訓練をしてもらう、ついでにこれからはこの寮に住むことになる」
声は女性の声だった。
このときリアはどこかで聞いたことのある声だと思ったがそれ以外のことに意識がいってしまい気づくことはできなかった。
一番に叫んだのはリアだ。
「待ってください‼そんなことを急に言われても納得できません!親の了承も得てないのにそんなことを急に言われても無理です」
その場にいた全員が頷く。
白コートの女性は落ち着いたようすで
「とりあえず中で話をしよう。」
そう言うと再び先々と建物の中へ入っていった。
取り残されたメンバーはお互いに顔を見合わせると頷き、中へ入っていった。
こうして一同は黒板と机が人数分あるだけの殺風景な部屋へと来た。
「どこでもいいから席について」
全員が席につくのを確認すると
「君達は0(ぜろ)クラスとして選ばれた。…そうそう、質問の答えだが大丈夫だ。それぞれの親には話を通してある」
生徒会長であるクロットが立ち上がりながら
「ちょっと待ってくれ。あなたには0クラスの意味、我々が選ばれた理由、何をするのかを説明する義務があると思うんだけど?」
そう言うと謎の白コートの女性は黒板に字を書きながら
「まず1つ目、0クラスとは学園において飛び抜けた実力をもった生徒を、冒険者として先に旅立たせるための特殊なクラス、ちなみに0クラスって昔に数人いた程度なんだよね。」
話ながらその内容を丁寧に黒板にかいていく。
「次に2つ目、君達が選ばれた理由は…生徒会長クロット・セイアス、副生徒会長ネルチャ・クーア、この2名に関しては少し前から決定してたんだけど、さすがに二名だけを0クラスにするわけにもいかないから様子を見てたんだけど、そのときリア達7人が予想より早く迷宮をクリアし、水気君達に関しては問題の早急な解決を通して実力が認められて、結果的に君達9人が選ばれったって訳」
てを休めることなく話を続ける。
「3つ目だけどAクラスを大きく越える実戦の追加ぐらいかな?詳しくはまた追々、わかってもらえたかな生徒会長ちゃん」
クロットは何か考えるそぶりをしながら
「納得はしないけど理解はしたよ」
「うん、今はそれで十分さ」
次に手をあげたのは副生徒会長であるネルチャ・クーアだ
「今の話だと、私たちはこれからこの寮に住むことになると言うことですよね?」
「そうだけど?」
「9人のうちの一人が男子生徒であることが問題だと思いますが」
「その事なら大丈夫。風呂もトイレも男女別だし、彼にいたってはそこら辺の石ころより安全だよ」
「その根拠は?」
「.......彼を見てればわかるだろ?」
「.....................」
その一言で反論のしようがなくなった。
再び生徒会長が
「これからこのメンバーで行動するっていってたけど、まだあの二人はAクラスだからわかるけど他の5人はFクラスだったんでしょ?実力がわからない人に一緒に戦うことなんてできないよ」
「なっ!?それはどういう.......」
クロットに詰め寄ろうとするレーシアを手をあげて抑えると
「成る程君達の言いたいことはわかった。ならこの中から一人好きな人物を選びなさい。その人物と対決をして実力を見てみるといい」
その答えを待っていたかのようにニヤリと笑うと
「そうだねぇ、彼にしようかな」
水気を指差した
次回水気が絶体絶命。




